ここしばらく、排気ガスにガソリンの臭いが混ざっていて、室内にも臭ってくる事があったのと、燃費が悪化してきているのでO2センサーを交換してみました。
工具さえあれば、簡単に交換可能なのでおすすめです。
O2センサーとは
O2センサー(酸素センサー)は、排気ガス中の酸素濃度を測定するセンサーです。
この情報をもとにエンジン制御ユニット(ECU)が燃料の噴射量を調整し、最適な燃焼状態(燃費・排ガス性能)を保ちます。燃費やエンジンの調子に直結する重要な部品です。
ざっくり言うと、排気ガスの中にどれくらい酸素が残ってるかをチェックして、エンジンに「もっとガソリン減らすか」「もうちょっと足すか」を決める情報を取るセンサーです。
これがあるおかげで、燃費が良くなったり排ガスがきれいになったりするんですね。
壊れるとどうなる?
O2センサーが故障したり劣化すると、こんな症状が出やすいです。
- チェックランプが点灯する
- 燃費が悪くなる
- アイドリングが安定しない
- 加速がもっさりと重くなる
- 排気ガスがガソリン臭い
JB23ジムニーは年式が古い車両も多く、壊れてはいないもの本来の性能を発揮していない場合が多いです。
交換の目安は?
一般的に 8万〜10万kmくらい が寿命の目安。
でもオフロード走行が多かったり、古いJB23やJA系に乗ってると、もう少し早めにダメになることもあります。
交換費用の目安
だいたいの目安はこんな感じです。
- 純正部品:約25,000円
- 社外品:2,000〜10,000円
- 工賃:5,000〜10,000円
整備工場にお願いするなら 1万〜3万円くらい を見ておけばOKだとおもいます。
工具があればDIY交換もできますが、サビや固着で外れにくいことも多いので、不安な場合は整備工場にお願いするのが安心です。
ちなみに工具は2000円もあれば買えるので、今後使わない工具になってしまうとしても、自分でやってしまうことをおすすめします。
今回の作業について
JB23ジムニーのO2センサーを新品に交換する
所要時間 約10分
作業難易度 ★☆☆☆☆
※作業難易度は私の主観ですので参考程度にしてください。
使用した主な工具
24mmスパナ
交換部品・消耗品について
オイルプレッシャースイッチ
純正番号:37820-73HP0
締め付けトルク
オイルプレッシャースイッチ 20~25N・m
O2センサーの交換手順
- バッテリーを外す
- 古いスイッチを外す
- 新しいスイッチを取り付ける
- 走行チェック
バッテリーを外す
バッテリを外さなくても作業はできると思いますが、念の為と、作業してる間にECUリセットするために外しました。
マイナス側のボルトを緩めて外します。
O2センサーを外す

O2センサーの場所は、ターボチャージャーの後ろの奥の触媒についてます。

事前に氷結浸透ルブを吹いておきました。※写真は昔のものです
固着したボルトやナットに効果絶大です。

ソケットはめ込んで回すだけなんですが、微妙にスペースがないのでやりにくい。そのせいでラチェットでは力が込められずうまく回せないのでスピンナーハンドルで回しました。
私が買ったO2センサーソケットレンチは短いのと長いのが両方ついていましたが、長いほうだとスペースがなくて回せませんでした。

固着を覚悟していたのですが、氷結ルブが効いたのか、あっさり外せました。よかった。

上が純正で、下が今回購入したもの。新しいほうが若干長いですね。
今回買ったO2センサーは純正品の25000円の5分の1の、5000円という安さもさることながら、国内メーカーが作った信頼性のある製品。事前の適合もしっかりやってくれるて保証もついているので安心です。
もっと安いのはあったんですが、価格と信頼性で選ぶならこれですね。
新しいO2センサーを取り付ける

新しいO2センサーを穴にさしこんで、ガスケットが接地したら規定トルクで締め込みます。
JB23のO2センサーソケットの締め付けトルクは45Nです。
カプラーを接続して、配線が接触しないように調整して完了。
走行チェック
バッテリーを繋いで、エンジン始動したら規定の回転数に落ち着くまでアイドリング。

その間にマフラーからの排気を嗅いでみたら、ガソリン臭さは消えてました。
久々に、まともな排気ガスの匂いかぎました笑

ついでにマフラー出口についているススを掃除して、改めてススがつくかどうかを確認します。
自宅周辺を走ってみて以上がないことを確認し、作業完了です。
その後
交換して体感したことは以下の通り。
- 排気ガスのガソリン臭さが消えた。
- 燃費が10%程向上した
- 加速のもっさり感(特に坂道)が、やや良くなった。
ずっと気になっていた箇所を改善できて大変満足!





