JB23ジムニーのフルフラット車中泊仕様にカスタマイズ【その1】|リアシートを畳んだ際に水平にするカスタマイズ

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6型のJB23ジムニーはリアシートの座面の厚みが増して座り心地が良くなった反面、畳んだ際に背もたれと座面が干渉してしまい、畳んだシートが中途半端な位置で斜めになってしまうんですよ。

写真見たほうがわかりやすいので、こちらのビフォーアフターをどうぞ↓。

【右】が純正状態、【左】がカスタマイズ後の状態です。

この斜めっぷりがね、どうしても気に入らないのよ…。

荷物を積むときもですが、車中泊の際には特に気に入らない…。

この斜めリアシートの解決手段として、リアの座面を外して水平にし、外した座面のクッションは寝床のマット代わりに使うという方法があるものの、やっぱり面倒くさいんですよ。特に寒い時期や雨が降っている場合は、狭い車内でゴソゴソ作業するのもちょっと面倒に感じてしまいます。

ということで、前から計画していたリアシートのカスタマイズを施して問題を解決しました。
いつでも元に戻せるように車側に加工はしないで、ホームセンター等で手に入る部品のみでできるように工夫してみました。

背もたれのヒンジを上部に移動し、座面を外さなくても畳んだリアシートがフラットになるようにカスタマイズしました。

因みに、このカスタマイズをすることで、フルフラット時に床面の高さが数センチ程度増すため、床と天井の距離がその分だけ短くなります。

背の大きい方で、車中泊時に社内で座って過ごすことが多い方は要注意です。頭が天井につくかもしれません。

目次

今回の作業について

JB23のリアシートの背もたれの可動部を上方に移動し、シートを畳んだ際に床面が水平になるようにする

所要時間 約1時間
作業難易度 ★★☆☆☆

※作業難易度は私の主観ですので参考程度にしてください。

作業実施時の走行距離
161,234km

使用した主な工具

ソケットレンチ 12mm、14mm

トルクレンチ

※ラチェットがあると作業が大変スムーズです

使用した部品・消耗品

M10ボルト25mm、ナット、ワッシャー セット 4組
M8ボルト20mm、ナット、ワッシャー セット 2組
M8ボルト用スペーサー15mm 2個
M8ボルト用ワッシャー 4個
コの字型金具 4個
ステー金具 2個

組立時の締付けトルク

取り付けボルト 座面・背もたれ共に 35Nm


リアシートカスタマイズの手順

  1. リアシートを外す
  2. 嵩上げ用部品の取り付け
  3. シートを組み付ける

リアシートを外す

まずはリアシートを外します。

※詳しくは↓こちら↓を御覧ください。

カスタマイズ用金具を取付ける

シート中央部の取り付け位置は、コの字型の金具で嵩上げします。

こうすることで、背もたれの取り付け位置が4センチほど高さが増します。

問題は側面のヒンジ部分。

取り付け用のボルトはボディに直接設置されているので、どのように取り付け位置を動かすか試行錯誤。

その結果、この方法に落ち着きました。

ボディについているボルトは動かせないので、ステーを利用して可動部分を上方に移動させました。

使った部品はこんな感じです。

M8ボルトで軸の役割を代替します。

スペースが限られているので、ワッシャーはボルト側のみしました。

純正L字金具の穴にはM8ボルト用の15mmスペーサーが、ちょうどぴったりなサイズです。

M8ボルト用のワッシャーをセットしてから、先程の金具を取り付けます。
このワッシャーがないと固定できません。

ステーで作った部品の上部の穴に純正L字金具を固定し、ボディに固定して準備完了。

結構斜めになってますが、まあいいか…。

内張りに金具が接触しているので、傷が付きそうですが、それも気にしないことにします。

工夫すれば、もう少しスマートに作れそうな気がします。

リアシートの取り付け

シートの取付は元と同じように取付けるだけです。

取り付けボルトの締付けトルクは、35N・mです。

設置した金具にシートを取り付けました。参考までに純正の状態と比較してみました。

斜めになっている状態が、かなり改善されました。

もう1〜2cmくらい高くすれば更に水平になりそうですが、そうするとさらにラゲッジスペースの高さも低くなるので、こんなもんで良しとします。

背もたれが4センチ高くなっているのですが、特に見た目の変化は感じられないですね。

後方の視界にも、特に不都合はありませんでした。

座面と背もたれに隙間ができるので、後部座席に座ってポケットからなにかを落とすと、後ろ側に落っこちるのでめんどくさどうですね笑

今回のシートカスタマイスで、かなり座面を外さなくてもほぼ水平にすることができました。

インプレッション

シートを手で揺らしてもグラつくことはないようです。もし安定しないなら、諦めるつもりだったのでホッとしました。

側面のヒンジ部分の強度が気になりますが、背もたれのメインの構造はシート中央側のヒンジにあるようなので大丈夫だ感じています。ただ、ナットが緩む可能性があるので定期的に確認は必要ですね。

シートを畳んだ際の床面の高さは4cmアップしました。(※右が純正の高さ)
ということは、実質天井が4cm低くなったということ。

あぐらで座ると頭が着きそうですが、もともとロッドホルダーつけているため空間が狭いため、私の場合は車内で調理等の作業をしたりすることはないので問題はないです。横になって寝るスペースは十分にあるので不都合は特にないです。

ラゲッジスペースにおいているアイリスオーヤマのスリムボックス(770F)との高さに大きな差もなくちょうどよい感じです。

当然のことながら倒したフロントシートとの高さの差は、より顕著になりました…。
しかしながら、ここにはめるジャストサイズのマット的なものを作成する予定なのでとりあえずはよし。

リアシートを倒しても斜めになってしまっていたことが解決できたので大変満足!

部品はホームセンターで手に入るものだけでやってみたので、興味ある方はぜひトライしてみてください。

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