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LLC(クーラント、冷却液)を家庭用ゴミとして廃棄するには?
クーラント毒性があるので下水に流したり、野外のその辺に廃棄してはいけません。
ということで、この記事ではLLC(ロングライフクーラント)の廃棄方法について紹介いたします。
クーラントってなに?
LLCは車やバイクの水冷エンジンを冷却するための液体です。ロングライフクーラント(Long Life Coolant)の頭文字をとってLLCと呼ばれます。
ラジエーターによって冷やされたクーラントがエンジンを循環し熱を取る役目をしてる他、エアコンの温風用の熱源としても活用されます。
LLCは危険物です
このLLCは、不凍液成分として「エチレングリコール」が配合されてるのですが、これが可燃性の危険物にあたります。
そのため、河川や下水に流すような廃棄方法は法律によって禁止されており違法行為です。
もちろん排水溝に流したり、土に浸透させることも絶対にやってはいけませんよ。
クーラントの一般的な廃棄方法
整備工場やガソリンスタンドで引き取ってもらう
事前にLLCの持ち込み処分が可能か確認したうえで、自動車整備工場やガソリンスタンドに廃棄するLLCを容器に詰めて持ち込むことで処分することができます。
通常数百円程度の費用がかかりますが、普段からお世話になっている工場やガソリンスタンドならサービスで処分してくれることもあります。
もちろん、産業廃棄物専門業者に持ち込んでも良いと思います。
販売店に引き取ってもらう
LLCを購入したお店で廃クーラントを引き取ってくれる場合があります。
引き取りの是非や費用の有無については、各店条件があるかもしれません。事前に確認してみましょう。
固形化し可燃物として廃棄する
高吸水性ポリマー等でLLCを固形化し、家庭用の燃えるゴミとして処分することができます。
天ぷら油を固めて処理するのと同じような感覚です。
ちなみに、捨てるゴミの体積が大きくなるのでおすすめはしませんが、高吸水性ポリマーは紙おむつや携帯トイレなどにも使用されるため、それで代用も可能です。
可燃物として廃棄する手順
理想的な廃棄方法としては、いつも通っている付き合いのある整備工場や、ガソリンスタンドなどにお願いして廃クーラントを引き取って貰う事ですが、今回は家庭ごみとして廃棄する方法を紹介します。
今回使用したのはこれ高吸水性ポリマーの粉末。
この製品の場合は、水100グラムに対して2〜3グラムの樹脂が必要。
ジムニーの場合は4リットルなので、80〜120グラム必要です。
大さじ1杯で5グラムなので、まずは80gで試してみます。
漏れないようにビニール袋を2重にしてクーラントを入れ漏れがないことを確認してから、大さじで16杯(80g)投入しました。
粉がクーラント全体にいきわたるように、軽かき混ぜておきました。
しばらくしたらこんな状態に固まっていましたが、燃えるゴミとして出すにはまだ水分が多い気がしたので、更に60gほど追加しました。
液が流れ出てしまってはいけないので、しっかり固形化しましょう。
水気がなくなってボロボロした状態になったので燃えるゴミとして処分して完了です。
まとめ
LLCは危険物ではあるものの、家庭ごみとしての廃棄方法については特に難しことはないです。
尚、高吸水ポリマーが結構余ってしまうので仲間と一緒に購入して分けて使うのが良いかもしれません。
手間や資材購入費用を考えれば、数百円程度の廃棄費用なら整備工場やガソリンスタンドにお願いする選択もありだなと思います。
今回私が購入したのは500gでしたが、使用料は大体150gくらいです。
おそらく次使うのはだいぶ先なので、友人のクーラント廃棄の際に提供しようかなと思います。