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超重要!新品ターボチャージャー交換後の慣らし運転について

ターボチャージャーを新品に交換した場合、必ず「慣らし運転」が必要です。
慣らし運転はかなり重要な工程です。
エンジンの慣らし運転とは異なり、ターボチャージャーの慣らし運転には特有の注意点があります。
自分がタービン交換を行うにあたり、色々と詳しく調べて学んで実践したことをまとめました。
ターボチャージャーの慣らし運転
慣らし運転が重要である理由のひとつとして、慣らし運転には新品パーツの焼入れ工程の役割があるためです。
ターボチャージャーには新品のインペラー、シャフト、センターハウジングなどの部品が使用されています。
これらの部品は新品の状態では強度が十分ではなく、熱の影響を受けることで強度が増します。
「熱が入る →冷やされる → 再び熱が入る」というプロセスが繰り返されることでパーツに焼入れが施され、鉄がしなやかで強くなります。
また、シャフトなどの可動部品が馴染んで本来の性能を発揮できるようになります。
推奨される慣らし運転の走行距離は100km程度です。
この間は、ブースト圧を極力かけずに走行する必要があります。
ブースト圧を抑えた慣らし運転
具体的には、急激なアクセルのオン・オフを避けることが重要です。
ブーストメーターが付いている場合、ブースト圧がゼロまたはそれに近い状態を保つようにする必要があります。
ターボチャージャーの慣らし運転は、エンジンの回転数ではなくブースト圧のコントロールが重要です。
エンジンの回転数を3,000回転以内に抑えても、ターボはブースト圧が上がることがあります。
回転数にこだわるのではなく、ブースト圧を発生させない運転を意識してください。

慣らし運転後のメンテナンス
慣らし運転終了後、約1,000km走行したタイミングでエンジンオイルとオイルフィルターを交換するとより安心です。

慣らし運転を怠るとどうなる?
新品のターボチャージャーを取り付けた後、慣らし運転をせずに高いブースト圧が発生するような運転を行うと、以下のリスクがあります。
- タービン新品パーツへの過度な負荷
- シャフトの急激なひねりによる軸ブレ(ブローの原因)
特に新品のシャフトは急激な回転方向の変化(正回転から逆回転)に弱いため注意が必要です。
慣らし運転のポイントまとめ
ターボチャージャーの慣らし運転は、タービンの初期段階での破損を防ぎ、最適なパフォーマンスを発揮させるために非常に重要です。
- 走行距離100km程度までブースト圧を抑える
- 急激なアクセルオン・オフを避ける
- 慣らし運転後、1,000kmでエンジンオイルとフィルターを交換

