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ブースト計の取り付け|JB23ジムニー6型
ジムニーJB23(6型)のブーストアップと同時にAUTO GAUGE製のブースト計を取り付けました。
今回の作業に使ったパーツや工具、消耗品等は記事の下の方にまとめましたのでぜひご覧ください。
ブースト計とは
ブースト計とはその名の通り、ターボ(過給機)を搭載した車のブースト圧(過給圧)を数値にして表示するための計器です。
過給圧は常に一定ではなくアクセルの踏み具合で変化します。
今どのくらいの過給圧が発生しているかだけでなく、エンジンや過給機が正常に動作しているかも知ることができます。
機械式ブースト計の特徴
実際にタービンが発生させた過給圧そのものでメーターを作動させるしくみ。
エンジンルームから引き込んだホースを直接ブースト計に繋いで作動させる。
価格が安く反応もよい。
電気式ブースト計の特徴
電気式のブースト計は、過給圧をセンサーで読み取り信号化し電気配線でメーターに信号を送ることで作動します。
機械式とは異なり数値を記録することも可能ですが、その分機械式に比べ高価なものが多いです。
ブースト計取り付けの手順
今回の取り付け手順は機械式のブースト計の取り付け手順ですが、エンジンルーム内にセンサーを配置しそこから配線を車内に引き込むタイプの電気式ブースト計の場合も応用可能です。
1.ブースト計の準備
ブラケットの取り付け、配線の延長加工等
2.ブースト計の取り付け
センターパネル、メーターパネルカバーの取り外し、配線加工、圧力パイプの車内への引き込み等
ブースト計の準備
ネットで買う予定でしたが、たまたま立ち寄ったお店で安かったので購入しました。
箱開けてから気が付きましたが、予想していたものと違い結構古いタイプの機械式ブースト計でした…。
大丈夫かなこれ。
ちなみにイメージしてたのはこれ↓
基本的には変わらないので、まあいいか。
では早速取り付けてみましょう。
step
1-1ブースト計にブラケットを取り付ける
てっきり付いてくるもんだと思ってたのですが付属してなかったので別途購入しました。
別売りブランケットのおかげで、トータルで割高になってしまいました。
失敗したな…。
とりあえず付けば良いので安いものを選びました。チープだけど取り付けたら見えにくくなるし問題なしです。
step
1-2ブースト計の配線加工
背面から電源用の配線が3本出ていますが、このままでは長さが全く足りないので延長します。
今回の配線作業で使った配線用の部品です。
特別なものはないのでオートバックスやイエローハットなどのカー用品店で全部揃います。
電源の種類はそれぞれは以下の通り。
黒→ボディアース
赤→ACC
オレンジ→イルミネーション
3本それぞれに配線コードを圧着端子でつなぎます。
黒い絶縁用のチューブはドライヤーやライターで熱すると縮みます。むき出しのままではショートしてしまうので必ず絶縁が必要です。
同じ色の配線を使ったらどれがどの配線か分からなくならなったので、末端にマーキングしておきました。
3本の配線を配線チューブで覆います。
配線の継ぎ目が同じ場所なのでチューブ内にうまく収まらないですね。
もっと太いチューブを選ぶか、つなぎ目をずらせばよかったです。
延長する長さはブースト計の設置箇所から電源を取る箇所までの配線経路より2〜3割長めに制作しました。
これでブースト計の準備は完了です。
ブースト計の取り付け
step
2-1過給圧の取り出しとホースの引き込み
T型の継ぎ手にメーターに接続するホース(透明)を取り付けます。
硬いので置くまで入れるのに苦労しましたが、熱すると柔らかくなるので入れやすくなります。
インテークマニホールドから出ているホースを適当な位置でカット。
切断した箇所にT型の継ぎ手を差し込みます。
ホースはボンネットを開けるレバーのワイヤ用の穴を使って車内にホースを引き込みます。
バッテリーを外さないと見えないので、まずばバッテリーを取り外します。
ちなみにターミナルを外す際は必ずマイナス側から!
バッテリーを外すとボンネットを開けるためのワイヤがマスターバックの左下付近の穴から車内に引き込まれています。
この穴を利用してホースを車内に引き込みます。
車内から見るとこんなかんじ。
カバーを外せば穴自体は大きいので簡単に通せるのですが、水や冷気が侵入してきそうです。
それは避けたいので、なんとかワイヤーと同じ経路にホースを通すことにします。
作業しやすいようにボンネットを開けるレバーを外しました。2箇所のプラリベットを裏から押すと簡単に取り外せます。
隙間が少ないのでホース先端を鋭利にカットし、ペンチでねじ込みます。
この作業が一番大変でした。けっこう疲れる…。
作業の前に先程外したバッテリーをもとに戻したら、次の工程に行ってみましょう。
step
2-2メーターカバーの取り外し
カバー上部にある2箇所のネジをはずして、下側を引っ張ると外れます。
柄の長いドライバーでは回せないので、短いドライバーが必要です。
カバーを外すと、メーターパネル裏側に配線を通せるようになります。
step
2-3センターパネルカバーの取り外し
今回はカーナビから電源を取るのでセンターパネルをはずしてナビ本体を引出します。
灰皿を引き抜いて、3箇所のネジと灰皿照明用の端子をはずします。
引っ張ると外れます。
ハザードスイッチの裏側と、シガレットライターソケットの裏側のカプラーを引き抜きます。
step
2-4電源の配線
ナビのステーの4箇所のネジをはずせば本体を引き抜けます。
シフトレバーに傷がつくのでタオルで養生しながら端子を全部引き抜きます。
配線があまりきれいではないですね。ビニールテープで処理しているのが気に入らない…。
いずれナビを交換するのでそのときに全部きれいにします。
この配線から通電テスターを使ってイルミとACCの電源を探します。
通電テスターとはボディーアースをとって先端を端子等に触れさせると、通電している場合は赤ランプが点灯し、通電しない場合は消灯する便利な道具。
ACC電源はキーをACCの位置に回すと通電する配線からとり、イルミネーションの電源は車のライトをスモールに点灯させると通電する配線からとります。
ボディーアースはナビと同じところから取ればOKです。
調べた結果、イルミネーションはカプラーの手前の列の左から2番目の赤黄の配線、ACCは手前の右から2番目の白い配線でした。
ACC電源をとる白い配線には先代のオーナーが端子を設置してて新たに設置する隙間ががないので、そこから出ているオレンジの線から電源取ることにします。
年式で配線の並びが違う場合があるかもしれないので、ナビから電源を取る場合は必ず通電テスターでチェックしてください。
step
2-5ブースト計を設置する
引き込んだホースは運転席側のダッシュボードとフレームの隙間から出すことにします。
電源もここからダッシュボード内に引き込みます。
ブースト計を設置箇所に置き、ホースを接続。
配線はメーターパネルの裏側を通してセンターパネル裏側まで持っていきます。
先程確認した配線から、配線コネクターをつかってACCとイルミネーション電源を取ります。
ボディーアースはナビのアースと同じ場所から取りました。
配線が完了したらキーをACCまで回して通電チェック。
車のライトも点灯させてイルミ電源が正しく取れているか確認しましょう。
電源に問題ながければ、センターパネルとメーターカバーを元通りに組み付けてブースト計を強力両面テープでダッシュボードに固定したら車内の作業は完了。
エンジンを掛けてブースト計の針が動作するか確認します。
アイドリング中は、−0.6あたりを指すと思います。
step
2-6エンジンを掛けて動作のチェック
実際に走行して正しく作動しているか確認。
純正の最大ブースト圧は0.75です。
私は1.1になるようにブースト圧を調整しました。
今回の作業について
機械式ブースト計を取り付ける
所要時間 約120分
作業難易度 ★★★☆☆
使用したパーツ・消耗品
機械式ブースト計Φ52mm
Φ52mm用ブラケット
配線チューブ
圧着接続端子
配線コネクター
配線コード
両面テープ
使用した主な工具
電工ペンチ
通電テスター
レンチ
プラスドライバー