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SUZUKI純正ハーマンナビをJB23ジムニー6型にインストールしてオーディオパワーアップ!
かつてSUZUKIの車に純正搭載されていたハーマン製のカーナビですが、納車後にトラブルに見舞われたオーナーからの報告が多くあまり人気がないようです。
純正装備車なのに「GPSの測位エラーで使い物にならない」という話が検索するとチラホラでてきます。
そのため、同じ製造年の同等性能の他社製品よりも安く調達できるというメリットがあるんですが、もちろんデメリットもあります。
安く市場に出回っていることが多いので、多少の不具合は気にしないという方にはオススメの中古ナビです。
SUZUKI純正ハーマンナビをJB23にインストールしてみたのでまとめてみました。
今回使用したハーマンナビについて
中古屋でBluetooth搭載のオーディオを探していたら、たまたま見つけたハーマンナビ。
基本的に運転中のナビはスマホ使ってるので、最悪ナビ動かなくてもBluetoothで音楽さえ聴ければ良いかなぐらいの気持ちで、まあなんとかなるだろうとほぼ勢いで購入しました。
おそらく、純正でスイフトに装着されていたと思われます。
傷一つ無い美品だし、地図データは2016年なので十分使えそうです。
尚、配線や付属品は一切なしの本体のみ。
ナビ背面のコネクターについてはいろいろ調べてみたところ、こんな感じです。
①と②は純正ナビなので変換無しで接続可能でした。
この段階で追加部品を買わなくても本来の目的だったCD、DVD、Bluetoothのオーディオ環境が使用可能になりました。
よしよし。
ラジオアンテナ
ラジオがならないのは不便そうなので
ラジオアンテナは形状が違うのでJASO端子(車側)をG端子(ナビ側)に変換に変換するケーブルを購入。
JB23の場合はこの青い線は使わないようです。
GPSアンテナ
スマホのナビを使うのでGPSアンテナがJB23のものを合わなければ使わないつもりでしたが、これがないと時計が機能しないようです。
GPSの電波から時間情報を取得しているんですね。知りませんでした。
ということで、時刻合わせのためだけにGPSアンテナ購入しました。
これも形状が違うのですが、変換ケーブルが探せなかったのでGPSアンテナ一式をまるごと交換します。ナビ側のコネクタの形状はGT5です。
測位エラーが多数報告されているモデルなので、念の為古いアンテナは破棄して新品に交換します。
大した金額でもないので新しいものにしました。
地デジTVアンテナ
私のJB23のナビはアナログTVだったので、当然そのままでは使えません。
コネクタも見たことないような形状です。
調べたらGT13SC-4という規格のコネクターなのですが、ネットで探しましたが調達できず…
該当する変換ケーブルは見つけたのですが全部売り切れでした。中古品も出回ってないようです。
JB23には地デジアンテナはついてないので、新たにフィルムアンテナを設置する必要がありますがこれはネットで購入できます。
ケーブルからアンテナまでの一式の製品もありましたが中古本体の価格を超えるので購入は見送りました。
運転中はテレビをあまり見ないし一旦諦めます。
部品が安価に調達できるならそのうちアンテナ設置して映るようにしようかな。
USBケーブル
とりあえずUSBを使う予定がないのでこのままで。
カメラケーブル
このナビは全方位カメラの機能があるのですが、JB23にはその装備がないので使いません。
マイクケーブル
これも現段階では使いません。使う時が来たらマイクを設置します。
不明なコネクタ
調べてもわかりませんでした…。
ハーマンナビの取り付け
さて、早速取り付けていきましょう。
step
1センターパネルをはずす
灰皿を引き抜いて、3箇所のネジを抜いてください。
センターパネルは灰皿周辺を手前に引っ張ると外れます。
シガーソケットとハザードランプがカプラーで配線してあるので外してください。
step
2古いナビを外す
正面の4箇所のネジを外してください。
本体を引き抜いたら、背面の配線をすべて外します。
ナビ本体の両側面のネジを外してブラケットを取り外します。
取り外したブラケットは新しいナビの取り付けでも使います。
step
3センターパネルの加工
画面サイズが違うので明らかに合わないのでセンターパネルを加工しなければなりません。
とりあえずセンターパネルをつけた状態でナビを設置できるか試すために、本体部分が入るように若干削ります。
裏面のここの出っ張りの厚み分をカットしてみました。
加工にはプラスチックカッターを使用しました。
プラスチックを加工するのに便利なカッターです。
これで、センターパネルにナビを入れることができます。うまく入ればネジで固定せずにいらただけの状態で使おうと思ってます。
試しに設置してみました。が、残念ながらこれは嫌だな〜。
不細工すぎるよ(涙
見た目的にも苦しいですが、エアコンコントロールのパネルが見えづらくなり運転中操作がしにくそうです。
ということで画面全体を埋め込むために、センターパネルを画面のサイズに合わせてカットすることにします。
そのへんにあった彫刻刀でカットするラインを引いてます。
このラインに沿って定規を当てながらプラスチックカッターを使って真っ直ぐな切れ込みを入れていきます。
ラインずれそうなので裏から切りたかったのですが、良い方法が思い浮かばず慎重に表から刃を入れました。
あちこち細かく失敗してますが、とりあえず切り抜きましたがなかなか難しいですね。
毛羽立っているところをカッターで調整して、サンドペーパーで均したらパネルの加工は完了。
step
4ハーマンナビの配線と取り付け
ナビ画面がパネルに丁度良く収まる位置を探しながらブラケットの位置を調整しながら設置してみました。
ためしに設置してみると細かな加工痕は残ってしまってますが、サイズもぴったりで満足のいく収まり具合です。
本体の出っ張り?が既存の穴の位置に収まらないので、穴の位置は無視してブラケットを固定してます。
ナビ画面の下側のツメですが、パネルに接触してうまく収まらないので切り取りました。
新しいGPSアンテナを設置
新しいGPSアンテナは電波受信しやすいようにダッシュボード上にしました。
配線作業がやりやすいように内張りを剥がすと作業しやすいです。
グローブボックスを取り外す
グローブボックスは工具無しで外せます。
この両脇のストッパーで引っ掛けているだけのシンプルな構造。
この両脇のストッパーをグローブボックスを引っ張り両方外します。
ストッパーが外れたら、下部のフックを外すだけ。
Aピラーのカバーを取り外す
ゴム製のカバーを外して、剥がすように引っ張ると簡単に外せます。
Aピラーの内張りは2箇所クリップで固定されています。
クリップがボディ側に残るので忘れずに外して内張りに戻しておきましょう。
取り付け時にうっかり内部に押し込んでしまうとボディ内部に落っこちて面倒なことになります。
内張りを外したら、Aピラーの横の隙間からダッシュボード内部に線を引き込み、グローブボックスの裏を通りナビまで配線します。
余った配線は巻いて結束バンドなどで固定しました。
これでGPSアンテナの設置は無事完了。
オーディオと車両信号の配線、GPSアンテナ、ラジオアンテナをナビ本体にしっかり差し込み、ナビからアース取ってたETCやブーストメーターの配線をつないだら、逆の手順で組み付けて完了。
電源入れて動作確認してみたところ、正常に動作しています。
地デジアンテナがないのでTVは映りませんが、オーディオ、ラジオ、ナビは問題なし。
懸念していたGPSの測位エラーも発生せず、正しく動作してくれてホッとしました。
この測位エラーについて様々な書き込みを調べてみましたが、ダッシュボード上に配置したら改善したという方がいたので、おそらく純正のGPSアンテナがダッシュボード内部に収納される構造だったのが良くなかったのかなと勝手に推測しています。
まとめ
取り付けてから数日間乗ってみたところ、特に問題なく作動してくれてます。
心配だったGPSの測位のエラーは一度も発生していません。
ということで、スズキ純正のハーマンナビをJB23に取り付けてわかったことは以下の通り。
- オーディオと車速信号はJB23純正のコネクタでOK。それ以外は全て要変換
- ナビ側のGPSアンテナのコネクタ形状はGT5
- ナビ側ラジオアンテナのコネクタ形状はG端子
- 地デジアンテナのコネクターが特殊。変換ケーブルも中古Assyもかなり調達困難
- センターパネルの加工が必要
- 起動する毎に「車両信号がありません」と表示される
パネルの加工以外は特に難しい作業はないので、そこそこ新しい中古ナビを安く装着したいならハーマンナビという選択もありだと思います。