JB23ジムニー6型|ブレーキローターの交換方法 ついでに耐熱塗装もしました

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ジムニーJB23のフロントブレーキローターを新品に交換しました。

せっかくなので錆止めの効果も期待しつつ耐熱塗装もしました。

目次

今回の作業について

ジムニーJB23(6型)のローターを新品に交換します。

ついでに錆止めに耐熱塗装もしてみました。

所要時間 約60分 ※塗装乾燥時間含めず
作業難易度 ★★☆☆☆

使用した主な工具

17mmレンチ
19mmソケットレンチ
S字フック
トルクレンチ
ハンマー

リジッドラック
フロアジャッキ

締め付けトルク

キャリパーキャリア固定ボルト 85N・m{850kgf・cm}
ホイールナット 95N・m{950kgf・cm}

交換部品・消耗品について

・ブレーキローター左右セット

・耐熱スプレー

ブレーキローター交換の手順

  1. 新品ブレーキローターの塗装
  2. ジャッキアップしリジッドラックを設置する
  3. ブレーキキャリパーを外す
  4. ブレーキローターを交換する
  5. ブレーキキャリパーを組付ける
  6. 作動チェック

新品ブレーキローターの塗装

スリット入りのかっこいいの欲しかったのですが、まあまあ高いし基本街乗りなのでそれほど性能もいらないと思うので、リーズナブルなDIXCELのブレーキローターにしました。

新品のブレーキローターには防錆用の油が塗ってあるのでしっかりと脱脂。

今回使用した耐熱塗装はこれ。

耐熱200℃の塗料です。私の場合、ローターが赤くなるような運転をする機会はないので200℃でも十分かなと思います。

色は散々悩んで悩み尽くして金色にしました。レビューみるとシャンパンゴールドのような色らしく私好みの色です。

厚くならないように気をつけながら塗装しました。

ローターの制動面は意識的には塗装したわけではなく、グレーのもともとの塗装面を塗る過程で付着した感じです。

なので塗膜はかなり薄いと思います。

塗装が下手なので緊張しましたが、いい感じになりました。

24時間の乾燥が必要とのことなので、ある程度乾いたら室内で乾燥させました。

24時間以上乾燥させたら焼きを入れて塗料を硬化させます。

180℃で30分程度焼かないと、塗膜が硬化しないそうなのでリビングの対流式ストーブの上で加熱。

ローター自体の温度が180℃になってから30分の焼き時間とかんがえ、1時間ほど焼きました。

その後、ストーブからおろして冷却したら完了。熱いうちは柔らかい感触でしたが、冷めたらカチカチでした。

よし、これでローターの塗装は完了。

ちなみに匂いが若干出るので要換気です。

ジャッキアップしリジッドラックを設置する

ジャッキアップしリジットラック設置、ホイールを外す。

外したホイールは車体の下においておきます。

ブレーキキャリパーを取外す

キャリパーキャリアを固定する17mmの2本のボルトを外します。

取り外したキャリパーは、S字フック等でスプリングなどに吊るしておきます。

ブレーキローターを交換する

ブレーキローターは固定されていないので、手前に引けば外れます。

もしもブレーキローターが固着している場合は、サービスホールに8mm(1.25ピッチ)のボルトを入れて回し剥がします。

新品ローターと古いローター。

13万キロにわたり安全な減速を担っていただきありがとうございました〜!

新しいブレーキローターを取付けます。

ハブと密着するようにしっかり奥まで差し込みます。

ブレーキキャリパーを組付ける

新品のブレーキローターは古いものより厚みがあるため、このままではキャリパーを戻せません。

ブレーキピストンを押し戻し、ブレーキパッドの隙間を広げる必要があります。

いろんな方法があると思いますが、今回は手元にあったクランプでブレーキピストンを押し戻しました。

キャリパーキャリアを2本のボルトで固定します。

締め付けトルクは85N・mです。

タイヤを取り付ける

タイヤを取付けたら車を下ろします。

ホイールナットの締め付けトルクは95N・mです。

これでブレーキローターの取付けは完了。

ピカピカになりました。

走行前に必ずブレーキを数回踏む

この作業は、車を発進させる前に必ず行う必要があります。

ブレーキパッドの隙間を広げたためパッドとローターに隙間があるので、パッドがローターに接触するまではブレーキを踏んでもブレーキは効きません。

走行前に、反発を感じるまでブレーキペダルを数回踏み込みブレーキピストンを押し出します。

その後、路上に他車がいないときを狙い、徐行してブレーキがしっかり効いていることを確認し、徐々に速度を上げながら安全に停止できることを複数回確認しました。

塗膜剥がしと試し運転

今回はブレーキローターの制動面に塗料がついているため、これを剥がさないといけません。

走行中にブレーキを踏めば削れてなくなりますが、塗膜があるうちはブレーキは効きにくい状態です。

念のため周囲に歩行者や車がいないときに駐車場から車を出しました。

ローターに塗料が残っているうちは、停止する際に「ブオーー」みたいな派手な音が鳴りましたが、40km/h程から強めに踏んで制動を繰り返すと鳴らなくなりました。

しばらく走行しブレーキローターを確認したら、パッドとの接触面は塗装がなくなってました。

取付け直後に大丈夫だったからと言って油断せず、数日間は安全運転を心がけ、ブレーキの危機に問題がないかを気にしつつ運転しました。

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