ジムニーJB23W6型のリアデフからのオイル漏れ修理|オイルシールの交換方法

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先日ジムニーを車検に出した際に、デフからのオイル漏れを指摘されました。

先月見たときは漏れていなかったので、ごく最近漏れが始まったみたいで気がついていませんでした。

とうとう来たか、、、 リアデフからのオイル漏れ。

いずれすることになると思って予習していたので、パーツを手配し早速作業開始です。

車検まで日数が無いので、仕事後に夜の交換作業でした。

目次

デフオイルが漏れている場所は?

リアデフのベベルピニオンのオイルシールが劣化したため、リアのハウジングとフランジの隙間からデフオイルが漏れています。

ここから漏れ出たデフオイルがプロペラシャフトの回転で飛び散り、ガソリンタンクに飛び散りまくってました。

作業内容

ジムニーJB23W6型のリアデフのオイルシールを交換する。

所要時間 約60分
作業難度 ★★★☆☆

今回使用した主な工具

ソケットレンチ 27mm
ソケットレンチ 14mm
エクステンションバー 250mm
ギアプーラー
シールプーラー
ハンマー
タガネ
トルクレンチ
サンドペーパー
ドレンプラグソケット10mm (9.5sq)

 

主なパーツ・消耗品

リアデフ オイルシール 純正番号 09283-40027
リアデフ ナット 純正番号 27375-60A00
デフオイル 80W-90 GL-5

※オイルシールとナットはスズキのディーラーで購入すると定価で買えますし、送料もかからないためおすすめです。

規定トルク

プロペラシャフトフランジのボルト 50N・m
リアデフ フィラーボルト 50N・m
リアデフ ドレンボルト 27N・m

リアデフのオイルシールの交換手順

  1. リアのデフオイルを抜き取る
  2. プロペラシャフトを外す
  3. ナットを外す
  4. フランジを引き抜く
  5. オイルシールの交換
  6. フランジとナットの取り付け
  7. プロペラシャフトの取り付け
  8. 滲んだオイルの清掃

step
1
リアのデフオイルを抜く

オイルシールを外すとデフオイルが流れ出てくるので、本来ならば事前にデフオイルを抜き取り、ついでに交換するのが良いのでしょうが、つい最近デフオイルを交換したばかりなので、流れ出てきた分だけ補充することにします。

なるべく流出量が少なくなるようにフロント側を可能なかぎりジャッキアップしリジットラックに載せておきました。

step
2
プロペラシャフトを外す

14mmのレンチで4本のボルトを抜きプロペラシャフトとリアデフを切り離します。

クセでマーカーで印をつけていますが、なくても問題ないです。

リアデフ側だけ外せば作業できるので、外したプロペラシャフトは適当な針金などで吊っておきます。

今回は衣類用のハンガーで固定しました。

step
3
ナットを外す

ナットはベベルピニオンの切り欠きに食い込むように叩いて加工されています。

ナットを回す前に貫通マイナスドライバ等で食い込んでいる部分を叩いて起こします。

ナットは27mmのソケットで外します。

寒いのでインパクトで時短。

本来はインパクト用のソケットがいいと思います。

最初は全然回らなかったのですが、ボルトとナットの境界をタガネで若干叩いてみたりしながら、ようやく外れました。

step
4
フランジを外す

フランジはギアプーラーを使って取り外します。

インパクトで一気にやってしまいたいのですが、工具に悪影響があるそうなので地道に手で回しました。

フランジが外れました。

step
5
ガスケットを新品に交換する

ようやく姿を表したオイルシール。まずはこの古いオイルシールを外してしまいましょう。

シールプーラー使ったほうが楽ですが、マイナスドライバー等でこじっても取れます。

左が新品のオイルシールで右側が取り外したオイルシールです。

外見からはそれほど劣化しているようには見えませんが、リアデフのオイル漏れはここからなんですよね。

オイルシールを入れる前にサンドペーパーで角のサビを落とします。

縁の部分にできたサビの突起でオイルシールがめくれて裂けることもあるそうなので、見えにくいところも指先でなぞってしっかり確認しました。

オイルシールにグリースを塗ってからはめ込みます。今回塗ったのは余っていたリチウムグリス。

新しいオイルシールに古いオイルシールを当てて、古い方をハンマーで叩いて少しずつ挿入しました。

オイルシールはハウジングの縁と同じ面まで打ち込めばOKです。

step
6
フランジとナットの取付け

フランジをベベルピニオンに取り付けます。

はずれない程度まで手で押して、ハンマーで優しくコツコツ叩きながらナットがねじ山をつかめる程度まで差し込みました。

プラハンマーで叩くべきでした… フランジに打痕が残ってしまった…

あまり強く叩くと、デフ内部に悪影響を与えるようなので結構緊張しました…。

ベベルピニオンのネジ山にナットがかかったら、インパクトドライバーで一気に締めていきます。

インパクトで締める場合は締め過ぎ要注意。

どのくらい回したか確認しながら少しずず締めました。

新しいナットをベベルピニオンの先端面と同じ位置まで締め込みます。

ツラ揃っていればOKです。

切り欠きの部分をタガネでたたいて食い込ませます。

手持ちのタガネを無くしたので新しく買ったら、鋭すぎて切れ込みができるだけでへっこまない…

結局、写真の状態の後に貫通マイナスドライバーで打ち込んでしっかりと噛ませました。

step
8
プロペラシャフトの取り付け

プロペラシャフトを元通りに取り付けます。

ボルトの締め付けトルクは50N・mです。

step
9
デフオイルの注入とオイル汚れの清掃

最後にデフオイルを入れたら完了です。

漏れが改善されたか確認できるように、車体裏や燃料タンクに付いたオイル汚れはできるだけ拭き取っておきました。

交換後

交換後、40kmほど走行してみましたがデフオイルの漏れは発生していません。

実はフロントデフのオイルシールも購入済みですが、まだ漏れてはいないのでそのうちやります。寒くて…

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