ジムニーJB23のデフオイル交換の手順と注意点、オイル量、粘度などを解説

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ジムニーを購入してから概ね20,000km程走行した頃に、そろそろデフオイルの交換かなと思い下から覗いてみると…

フロントデフのドレンプラグにオイル漏れ発見。

多分、前回交換時に使ったガスケットが劣化したんでしょうね。気がつけばカーポートのコンクリに無数のオイル滲みがありました。

丁度よいタイミングだし、床コンクリをコレ以上汚したくないのですぐにデフオイルを交換しました。

この記事ではジムニーJB23(6型)のデフオイル交換の手順を解説しています。デフオイルの交換は簡単なので、可能なら自分でやってみるのがおすすめです。

目次

デフオイルとは?

車がカーブを曲がる際、タイヤの外側と内側では半径が異なるためタイヤの回転数に差が生じます。

自動車は左右のタイヤの回転の差を「デファレンシャルギア」という仕組みで収めています。

このデファレンシャルギア内で使われているオイルをデファレンシャルオイル、通称「デフオイル」と呼んでいます。

デフオイルは、ディファレンシャルギアが滑らかにかみ合い作動するために必要不可欠なオイルです。

ジムニーJB23のデフオイル交換時期

ジムニーのデフオイル交換の目安は、デフオイル交換してから40000km走行時が目安です。

ただし、シビアコンディションに該当する使い方をしている場合は、その半分の20000kmが交換目安になります。

シビアコンディションとは、自動車にとって想定された通常の走行よりも厳しい走行条件のことを指します。

主要な自動車メーカー各社で細かい部分に違いが有るものの、だいたい似た条件です。

シビアコンディションとは|ウィキペディア

今回の作業について

ジムニーJB23(6型)のデフオイルをフロント・リアの両方を交換します。

所要時間 約40分
作業難易度 ★☆☆☆☆

使用した主な工具

ラチェットレンチ
ドレンプラグソケット10mm (9.5sq)
トルクレンチ

規定トルク

フィラーボルト 50N・m
ドレンボルト 27N・m
※フロント・リア共に同じトルクです。

交換部品・消耗品について

デフオイルの交換で必要な部品は大まかに3つです。

・デフオイル3.1L (80W-90 GL-5)
ドレンボルト用の液体ガスケット
・フィラーボルト用のガスケット

デファレンシャルギアオイル

ジムニーJB23に使用するデフオイルの規定粘度は 80W-90 GL-5 です。

また、使用するデフオイルの量は年式によって違うので購入の際は要注意。

前期型 1〜4型
フロントデフが1.35リットル
リアデフが1.5リットル
計2.85L

後期型 5型〜
フロントデフが1.7リットル
リアデフが1.4リットル
計3.1L

前期型は3Lでほぼちょうど良く使えるけど、後期型は900ml余るけど4L買わなきゃなりません…。

ネットで買える純正オイルを使う予定でしたが、作業の日程の都合で即日入手する必要があったため今回は量販店で買いました。

液体ガスケット

ドレンボルトはテーパねじのため、ガスケットでのシールが必要です。耐油性のあるものを選んでください。

今回は以前エンジンヘッドカバーガスケット交換時に使った液体ガスケットを使用しました。

フィラーボルト用ガスケット

今回は再利用しましたが、オイル交換のタイミングで新品と交換したほうが良いと思います。

09168-20003 スズキ純正 ガスケット
GS1100GKE
旧品番:09168-20004

その他消耗品等

オイル廃棄ボックス 4.5L用 1個
オイル注入用の容器(ダイソーで調達)

オイル交換の手順

  1. しばらく4WDで走行しデフオイルを温める
  2. フィラープラグを外す
  3. ドレンプラグを外しオイルを抜く
  4. 各プラグを清掃する
  5. ドレンプラグを取り付ける
  6. 新しいオイルを注入する
  7. フィラープラグを規定トルクで取り付ける
  8. デフに付着したオイルを清掃して完了

 

step
1
デフオイルを軽く温める

冷えた状態のオイルは粘度が高く排出に時間がかかってしまうので、しばらく4WDで走行し油温を上げておくとオイルの排出がスムーズです。

step
2
フィラーボルトを緩める

デフオイルの交換はフロント、リアどちらからでも大丈夫です。

デファレンシャルギアのドレン&フィラープラグは10mmスクエアのドランプラグソケットが必要です。

9.5SQの接続部で回す方法が紹介されているのを見かけますが、ボルトが固着していると舐める場合があるためおすすめできません。

オイルを抜く際に大事なのは、必ずフィラーボルトを先に緩めることです。

理由は、オイルを抜く前にフィラーボルトが固着していないかを確認する必要があるからです。

これはオイル交換作業全般に言えることですが、オイルを抜く前に注入可能か必ず確かめておきましょう。

オイルを抜いてしまったのに、フィラーボルトの固着でオイルを注入できなければ車を移動させることができなくなります。

考えただけで恐ろしいですね…

step
3
デフオイルの排出

ドレンプラグの真下にオイル廃棄ボックスをセットしてから、10mmドレンプラグソケットでドレンボルトを緩めます。

ドレンプラグを抜きデフオイルを排出させます。オイルが抜けきるまでしばらく待ちます。

左がフロントデフ、右がリアデフから排出されたデフオイルです。

やはり常に駆動しているリアのほうが汚れや鉄粉が多いですね。

逆にフロントが駆動するのは4WD走行時のときだけなので比較的きれいです。

ちなみにフロント側の廃オイルに見える緑色の粒はガスケットのカス。

デフオイルで経年劣化する話は聞いたことがないので、今後はリア2回につきフロント1回の交換でもいいのかな。
大した金額でもないので交換しておくのがいいんでしょうかね。

step
4
ドレンプラグ・フィラープラグの清掃

ボルトにはオイル内の鉄粉を集めるために磁石が仕込まれています。

想像していた以上に鉄粉が付着していました。

ネジ山には液体ガスケットのカスがついている場合は全て除去してください。

拭き取った鉄粉にパーツクリーナーを吹きかけて油分を飛ばすと、銀色の鉄粉がかなり混ざっていることがわかります。

前のオーナーがどのくらいで交換しているかがわからないのですが、かなり削れていますね…

大丈夫なのかな…。

ネジ山に詰まったガスケットのカスなどもきれいに除去しました。

ちなみにこのプラグはリア側のものです。磁石部分が飛び出しているのが特徴です。

step
5
ドレンプラグの取り付け

デフのドレンプラグはテーパねじなので、液状ガスケット等でオイルが漏れてこないように処理します。

プラグのネジ山に液体ガスケットを塗ってから締め付ける必要があります。

ハウジング内部にガスケットが落ちないようにネジ先端側には付けず、ネジの進行方向とは逆側に塗っておきました。

※この写真のプラグはフロンドデフのものです。リアと違い磁石が飛び出していません。

ドレンプラグを取り付け、トルクレンチで27N・m(275kgf・cm)で締め付けました。

これでオイル注入の準備完了!

※ドレンプラグはテーパねじのため力任せに回せばどこまでも入っていきネジ穴を壊します。最初の入り具合を覚えておいてそれより深く入らないように注意してください

step
6
新しいデフオイルの注入

フィラープラグの穴からオイルを注入するわけですが、場所的にオイル缶から直接入れるのは難しいためサクションガンなどの器具があると便利です。

サクションガンを持っていないのでダイソーのはちみつポットの容器で代用しました。

安価だしシンプルなのでおすすめの代用品です。

一旦はちみつポットに移し、数回に分けでデフに注入しました。

適量はフロンドもリアも決まっていますが、車が水平な状態で穴から溢れ出すまで注入してください。

step
7
フィラープラグの取り付け

オイル注入後、フィラープラグでフタをします。

トルクレンチで50N・m(510kgf・cm)で締め付けてください。

この際ガスケットは新品と交換すべきですが、今回は純正の樹脂製ブラケットを再利用しました。

しばらく様子を見て、オイルが漏れるようであれば銅製の純正ガスケット(09168-20003)に交換する予定です。

step
8
ハウジングの清掃

ハウジングに付着したデフオイルはパーツクリーナーなどで完全に拭き取ってください。

同じ手順でもう一方のデフオイルも交換してください。

作業まとめ

交換頻度
通常で40000km走行
シビアコンディションで20000km走行

JB23(6型)の規定デフオイル粘度
80W-90

交換に必要なオイルの量
フロントデフは1.7リットル
リアデフは1.4リットル

ドレンプラグの締め付けトルク
27N・m(275kgf・cm)

フィラープラグの締め付けトルク
50N・m(510kgf・cm)

 

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