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エンジンの減りが早いのでどこからか漏れてるかなと思い確認すると、PCVバルブをタービン周辺にオイル汚れあり。
他にオイル滲みは見当たらないので、おそらくPCVバルブとタービンから漏れてるようです。
以前、ヘッドカバーガスケットを交換した際に、そのうちPCVバルブも交換しようと思っていたら、気がつけば2年経ってた…。
ということで、PCVバルブ交換を行いました。
PCVバルブとは??
PCVバルブとは、ブローバイガスの量を調整する役割のバルブのこと。
PCVバルブによってブローバイガスをクランクケース外部へ排出することで、エンジンオイルが汚れたりするのを防ぐという役割があります。
PCVバルブが固着してしまい閉じたままの状態になると、ブローバイガスがエンジン内部の圧力を上昇させるため、ターボのオイルのリターンに影響し、ターボ本体からオイル漏れが発生します。
また、ブローバイの内圧も上がるので、オイル漏れの原因となる場合があります。
今回の作業について
劣化したPCVバルブとバルブシールを新品交換する。ついでにPCVホースも新品交換。
所要時間 約1時間
作業難易度 ★★☆☆☆
※作業難易度は私の主観ですので参考程度にしてください。
使用した主な工具
8mmレンチ
10mmレンチ
12mmレンチ
プラスドライバー
ラジオペンチ
交換部品・消耗品について
PCVバルブ 18118-78G50
PCVバルブシール 11198-58B00
PCVホース 11193-83A00
PCVバルブ交換の手順
- インタークーラーの取り外し
- エンジンヘッドカバーの取り外し※省略可
- PCVバルブ、シール、ホースの交換
- インタークーラーの組付け
インタークーラーの取り外し
JB23はヘッドカバーの上にインタークーラーがあるため、まずインタークーラーを外します。
カバーを外して
ホースバンドを緩めて、ホースをインタークーラーから抜きます。
インタークーラー本体は2箇所のボルトで固定されています。
これで準備は完了です。
ちなみに、インタークーラーの内部がオイルまみれだったので、きれいに清掃しました。
PCVバルブ、シール、ホースの交換
これがPCVホース。バルブといっしょに交換しておくのが良さそうです。
PCVホースはクリップを外してから引き抜きます。
ホースは引き抜くだけで簡単に外れます。固着してたら、ラジオペンチ等でつかんで引き抜くと良いと思います。
黒いホースだと思っていたら実際はグレーなんですね。
案の定カチカチになってヒビもありました。曲げたら折れそうです。
バルブの様子。周辺がオイルで湿っているので、漏れてると思います。
PCVバルブは引き抜くだけです。手では抜きにくかったのでラジオペンチで抜きました。
新旧のPCVバルブ。
取り外したバルブは完全に詰まっているわけではないですが、内部の弁の動きはあまり良くないです。
問題はこのPCVバルブシール。
劣化しカチカチに硬化していると思うので、引き抜く際に砕けると思います。
砕け際に破片が内部に落ちたら、ヘッドカバー開けて回収することになるので、大幅に手間が増えます。
10万キロ超えでヘッドカバーガスケットの交換をしていないなら、このタイミングで一緒に交換するとよいかと思います。
カチカチに硬化していて、少し力加えたらすぐ割れますね。
慎重に抜き取りました。
本来はゴムで弾力がある材質ですが、プラスチックのような硬さです。
傘になっている部分が砕けると残りの部分が内部に落っこちるので要注意です。
周囲を軽く清掃して、薄くオイルを塗ったPCVバルブシールを差し込みます。指で押すだけで入ります。
PCVバルブの差し込み部分に薄くオイルを塗っ差し込みます。若干入りにくいですが押し込めば入ります。
ホースクリップは再利用します。
PCVホースを繋いでホースクリップをセットしたら完了。
ここまでの作業に漏れがないかをチェックしたら、インタークーラーを元通りに組み付けて完了です。
パイプ類のバンドの締め忘れに要注意です。
インプレッション
交換しても何かが変わるような部品ではないので、特に体感できるような変化はないですが、当面は安心です。
セル回してもエンジンかからなくて焦りましたが、アクセル開けながらセル回したら無事かかりました。