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ジムニーJB23のエンジンオイル&オイルフィルター交換の手順|オイル量と粘度は?
中古で納車された際に交換してもらったのですが、気がつけば納車から6000km程走行していました。
予定していた5000kmを超えてしまっていたので、急いで交換します。
オイル量を調べたついでに交換頻度も調べてみると、どうやらジムニーのオイル交換サイクルは思っていた以上に短い。
年間約4回の交換のたびに整備工場に持っていって交換するのは、金銭的にも時間も負担が大きいので、10年以上ぶりに自分でオイル交換しました。
エンジンオイル交換を自分でしたことある方はご存知だと思いますが、じつは作業的にはとても簡単です。
手をかけたなりに愛着も増すし、定期的にエンジンルームを見ることになるので車のコンディション対する感度も上がりますよ。
可能なら自分でやってみるのがおすすめです。
ジムニーのエンジンオイル交換時期
ジムニーのエンジンオイル交換の目安はエンジンフードの裏面に記してあります。
記載によるとジムニーのエンジンオイル交換の目安は5000km走行もしくは6ヶ月毎とあります。
ただし、シビアコンディションに該当する使い方をしている場合は、その半分の2500kmが交換目安になるそうです。
シビアコンディションとは、自動車にとって想定された通常の走行よりも厳しい走行条件のことを指します。
主要な自動車メーカー各社で細かい部分に違いが有るものの、だいたい似た条件のようですね。
注意が必要なのは、ハードな使い方だけでなく「買い物などでのちょい乗りしかしない」という場合もシビアコンディションに該当するということ。
これはエンジンが温まっていない状態の走行が極端に多い場合もエンジンには負担になるということです。
ちなみに私はシビアコンディションでの運転は雪道走行程度だけど、ブーストアップしているため通常よりもシビアな状況であると思われます。
ということは、私の場合は2500km毎にエンジンオイル交換ということになりますね。
基本は通勤での使用がメインで悪路の走行はあまりないので、少し余裕をみて3000kmを目安に交換することにしました。
今回の作業について
ジムニーJB23(6型)のエンジンオイルを交換。同時にオイルフィルター、オイルドレンボルトも交換する。
所要時間 約30分
作業難易度 ★☆☆☆☆
使用したパーツ・消耗品
エンジンオイル(5W-30) 3L
ドレンプラグ 1個
オイルフィルター 1個
オイル廃棄ボックス 4.5L用 1個
ペーパー漏斗
使用した工具
オイルフィルターレンチ
ラチェットレンチ
17mmレンチ
14mmレンチ ※純正ドレンプラグの場合は不要
油圧ジャッキ 2t
リジットラック 2t 2台
交換部品について
エンジンオイルの交換で必要な部品は大まかに3つ。
・規定量のエンジンオイル(5W-30)
・ドレンプラグの交換用パッキン
・オイルフィルター
オイルフィルターは私の交換サイクルの場合5000kmごとの交換なので、オイル交換2回に1回の交換となる。
エンジンオイル
ジムニーJB23のエンジンオイル交換に必要な量は3リットル。オイルフィルターを交換しなければ2.8リットル。
規定の粘度は 5W-30 です。
今回は、とあるブログで知ったNutecのエンジンオイルを選択しました。
純正同等品よりも値段が張るけど、エンジンには少しでも長く健全でいてほしいので良いものを。
ちなみに、予定ではZZ-01を買う予定が、下のグレードのZZ−04を注文してしまったので、ZZ-01は次回交換時に試すことにします。
オイルフィルター
フィルターはジムニーのエンジンK6Aに適合するものを選ぼう。
メーカーによって値段に大きな差があるけど、個人的にはあまりこだわりはないので価格重視で選んでます。
ネットで買ったほうが安いのですが、すぐに交換したいのでホームセンターで調達しました。
オイルドレンプラグ
ドレンプラグ(ドレンボルト)自体は消耗品ではないが、パッキンはオイル交換のたびに新品との交換をおすすめします。
正直なところ、普段遣いの車でパッキン使いまわしてオイル漏れなどのトラブルに見舞われたという話は聞いたことがないが、ケチる金額でもないので…。
今回はマグネット付きの物を購入してみた。フィルターで取りきれない細かな鉄粉を吸着してくれるらしい。
エンジンには少しでも長生きしてほしいので買ってみました。
見ためも若干良くなるかな。車体を下から覗き込まないと見えないけど…
突き出したマグネット部分がオイルパン内部の構造物と干渉しないか要確認です。
オイル交換の手順
- 1分ほどエンジンを回してオイルを温める
- ドレンプラグを外して古いオイルを抜く
- ドレンプラグを新しいパッキンと共に取り付ける
- オイルフィルターを取り外す
- 新しいオイルフィルターを取り付ける
- 新しいオイルを注入する
- オイルレベルをチェックして完了
ちなみにジャッキアップしなくてもオイル交換は可能だが、ジャッキアップしたほうがだんぜんが作業しやすい。
1.エンジンオイルを軽く温める
冷えた状態のエンジンオイルは粘度が高いため排出に時間がかかってしまいます。
スムーズにオイルを抜くために60秒程度アイドリングして油温を上げておくと時間短縮になります。
エンジンに触れてみて温かいと感じるくらいがちょうどよい頃合い。
温めすぎると火傷の原因になるので要注意。もし熱くて触れられないようならしばらく冷まそう。
2.古いオイルを抜く
ドレンプラグの真下にオイル廃棄ボックスをセットしてから、17mmのレンチで純正ドレンプラグを手で回せる程度まで緩める。
古いオイルが吹き出さないように、手でプラグをオイルパンに押し付けながら回し、十分に緩めたら素早くドレンプラグ抜き取る。
勢いよくオイルが排出されるため、車体の下に潜り込んで作業している場合は自爆に注意!
オイルが抜けきるまでしばらく待ちます。
3.ドレンプラグの取り付け
オイルが抜けきったらドレンプラグを元の場所に取り付けます。
純正のドレンプラグを使う際、パッキンは新品に交換してください。
通常は外したドレンプラグを取り付けるが、今回は社外のマグネット付きのものに変えました。
今回はドレンボルトに付属していたアルミ製のパッキンを使います。
ちなみにボルトは純正の17mm から14mmに変わりました。
突き出したマグネット部分が、エンジン内部の構造物と接触しないか気になりましたが大丈夫のようです。
次回オイル交換の際に、実際にどの程度のクリアランスがあるのかチェックしたいと思います。
ドレンプラグを取り付ける際は締め付けトルクに注意。
どのくらいの力で締め付けるべきかはメーカーから指定されています。
JB23のドレンプラグの締め付けトルクは49N・m(500kgf・cm)です。
締め付けが足りなければオイル漏れの原因になるし、強すぎるとオイルパンのネジ山が壊れ高額の修理代が発生します。
トルクレンチを持っていない場合は、新品のパッキンがオイルパンに接触した時点から3/4回転締め込みます。
オイルフィルターの交換
オイルフィルターは毎回交換する必要はありません。
以前、車屋さんにフィルターはエンジンオイル交換2回毎と言われましたのでそれに習います。
私の場合、エンジンオイル3000km毎に交換予定なので、オイルフィルターは6000km毎に交換することになります。
オイルフィルターを取り外すには、オイルフィルターレンチという専用工具が必要。
JB23のK6Aエンジン用は内寸が63mmか64mmのものを選ぼう。
車の整備には、ひとつのことでしか使わない工具が多数あるけど、これもその一つ。
カップ式の場合は、こんな感じでラチェットレンチ等と組み合わせて使います。
ハウジングにオイルが垂れそうなので、廃油受けの位置を高くしてからオイルフィルターを取り外します。
位置的に足回りにオイルが付いてしまいそうなので、ビニールでカバーしておきました。
オイルフィルターは緩めると隙間からオイルが垂れてくるので、手で回せる程度に緩めたらラチェットは外したほうがやりすいです。
ヌルヌルでオイルフィルターからレンチがはずせなくなったので、くっつけたまま作業…
安いプレス成形のレンチだからでしょうか。
オイル拭き取って外せました。
プレスで成形したものではなく、鋳造されたものでサイズが合ったのものを選んだほうがいいのかも。
それほど大きな価格差ないし、そのほうが余計な手間に時間取られることもないので…。
古いオイルが出てこなくなったら準備完了。
オイルフィルターの取り付け
取り付ける前にOリング(黒いゴムの輪)に、エンジンオイルを指で塗っておく。
ネジ山を傷つけないように慎重に噛み合せたら、フィルターのOリングがエンジン側に接触するまで手で回します。
規定トルクの14N・m(140kgf・cm)で締め付けてください。
トルクレンチがない場合は、Oリングが接触したらそこからレンチで3/4回転させて締め付けます。
規定のトルク以上で締め付けるとエンジン本体側が破損し、高額な修理費用がかかる可能性があります。
締め付けトルクは必ず守ろう。
エンジンオイルの充填
オイルはここから入れます。オイルフィラーキャップは手で回せば外れます。
樹脂製のキャップを外してペーパー漏斗をセットしたら注ぐだけ。
自宅の保管場所の都合でペーパー漏斗使ってますが、オイルジョッキのほうが作業的にもコスト的にもよいです。
ペーパーパックの注ぎ口とは逆側の角をカッターなどで切っておくとオイルの出もスムーズ。
切った場合は、切り屑等が付着していないか必ずチェックしよう。
もちろん、残オイルを保管しなければならない場合は切ってはいけません。
オイルをこぼすと後始末が本当に面倒なので、ゆっくり慎重に。
切り取った角から、残った少量のオイルも最後まで楽に注げます。
最後にキャップを締めるのを忘れずに。
オイルレベルの確認
オイル充填後は2〜3分程度アイドリングし、新しいオイルをエンジンに循環させる。
オイルレベルゲージを引き抜いて、先端についたオイルを拭き取り、元の位置まで挿入したら再度引き抜いてオイル量の確認。
先端の2つの穴の間にオイルがついていれば、基準の量が充填されたということです。
確認後、ゲージを元の場所に収めたらオイル交換完了です。
まとめ
エンジンオイルの交換作業は難しくはありませんが、もし誤った作業をしてしまうとエンジンにダメージを与える事になります。
初めてトライする場合は、下調べと準備をしっかりと行いましょう。
交換頻度
通常で5000kmか6ヶ月走行
シビアコンディションで2500kmか3ヶ月走行
K6Aエンジンの規定オイル粘度
5W-30
交換に必要なオイルの量
フィルター交換有りは3.0リットル
フィルター交換無しは2.8リットル
ドレンプラグの締め付けトルク
49N・m(500kgf・cm)もしくは、パッキン接触後3/4回転
オイルフィルターの締め付けトルク
14N・m(140kgf・cm)もしくは、Oリング接触後3/4回転