本サイトはアフィリエイト広告を利用しています
ジムニーJB23(6型)の摩耗したスパークプラグの交換方法
山道を走っていたら上り坂でアクセルベタ踏みでもエンジン回転数が上がらないことに気がつきました。
ちょっと思い当たるところがあり、おそらく原因はスパークプラグかなと。
納車時の整備記録を見たところ、過去にスパークプラグの交換を行った形跡がなかったので、ちょうど良いタイミングなので交換しました。
エンジンに関係するパーツを取り外すので難易度が高めに感じるかもしれませんが、作業自体はとても簡単です。
初めての方でもわかりやすいように手順を説明しますので是非挑戦してみてください。
今回の作業について
摩耗した純正スパークプラグを、高性能な新しいプラグに交換
所要時間 約60分
作業難易度 ★★☆☆☆
使用したパーツ・消耗品
NGK RXプラグ(DCPR7ERX-P) 3個
使用した工具
16mmプラグレンチ
ラチェットハンドル
エクステンションバー
プラスドライバー
マイナスドライバー
レンチ 8mm、10mm
今回の部品について
今回装着したプラグはNGKのRXプラグ(DCPR7ERX-P)です。
RXプラグの詳細はこちらから
NGKスパークプラグ製品サイト
注意しなければならないのは、同じRXプラグでもジムニーの年式によって適合が異なるということ。
H10.10~H20.6 は、DCPR7ERX-P
H20.6~H30.7 は、LKR7ARX-P
ネジ山部分の長さが違うので現物を見ると一目瞭然ですが、ネットで買う際に写真だけで判断してはだめ。
ジムニーJB23W用とだけ書かれてDCPR7ERX-P と LKR7ARX-P の商品写真を混同しているのをよく見かるので、型番で自分のジムニーに適合するかを必ず確認しよう。
取り付ける前に、外したプラグと並べて見比べると間違いません。
年式がH10.10~H20.6のジムニーにLKR7ARX-Pを取り付けてエンジンを始動させようとすると、プラグとピストンが接触してしまうためエンジンにダメージを与える場合があります。くれぐれも注意してください。
スパークプラグの交換手順
- インタークーラーの取り外し
- イグニッションコイルの取り外し
- スパークプラグの交換
- エンジンを始動させ、問題がなければ完了
スパークプラグ交換自体は簡単な作業ですが、そこに行き着くまで若干手間がかかります。
ジムニーはエンジンヘッドの上にインタークーラーが設置してあるため、スパークプラグを交換するためにはインタークーラー取り外す必要があります。
インタークーラーの取り外し
4箇所のネジをプラスドライバーで外し、樹脂製のカバーを取り外す。
ボルト2箇所、パイプ2箇所を外す。
インタクーラを正面から見て、手前下部と左側のボルトを外します。
2箇所のパイプを外します。パイプを固定しているバンドは、レンチでもマイナスドライバーでも回せます。
ボルトとパイプを外したら、インタークーラーを手前に引くと取り外すことができます。
異物やゴミが入らないように塞いでおきます。
イグニッションコイルの取り外し
8mmのレンチで4箇所のボルトを外し、イグニッションカバーを取り外します。
3番のイグニッションコイルを脱着する際に、インタークーラー用のステーが邪魔になるのでステーをずらせるようにボルトだけ取り外します。
ボルトは3箇所。
イグニッションコイルを固定しているボルトを12mmレンチで外します。
イグニッションコイルを引き抜きます。
スパークプラグを抜いた際に燃焼室に異物が入らないように、取り外し前にエアーで吹き飛ばします。
エアコンプレッサー持ってないのでダイソーで売ってたOA用品用のエアダスターで代用。
スパークプラグの交換
スパークプラグを取り外しは、プラグレンチを奥まで差し込みレンチを回すだけです。
かなり摩耗していますね。深くえぐれてしまっていて、新品時よりも2倍ほど電極間に隙間ができています。
さて、新しいプラグを取り付けましょう。
初めて交換する方は、プラグを並べてみてネジの部分が同じ長さかどうか確認すると場違いがないです。
スパークプラグをプラグレンチにセットして最初はゆっくり手で回します。
プラグが座面に触れたら、そこからレンチで1/2回転(180°)締めます。
締めすぎに注意してください。
同じ手順で2番と3番のスパークプラグも交換したら、取り外したパーツを元通りにして完了です。
エンジンを始動させ確認
パーツが元通りに組み付けてあるかを確認してからエンジンを始動させましょう。
アイドリングが安定しているかを確認し、実際に走行しても異常がなければ作業完了です。