ジムニーJB23 フロントアクスルシャフト交換して、曲がるときに発生する足回りからのバキバキ音を解消しました|交換方法まとめ

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右左折の際にフロントの足回りから「バキッ!バキッバキッ!」っていう、背筋が凍るような異音が鳴るようになりました。

調べてみると、どうやらドライブシャフトが原因らしい。動画で知ったのは異なる車種でしたが、なっている音は全く同じだったので原因はドライブシャフトではないかなと。

走行中に交差点で注目を集めてしまうほどの大きな音でバキバキ鳴るので、早急に中古のドライブシャフトを手に入れて交換しました。

結果的には治ったんだけど、はずしたドライブシャフトには思っていたほどの大きなダメージはみられず…。

他に気になる点として、ハブベアリングがだめになってたのと、エアロッキングハブのエアの穴がグリスで塞がっていました。

ドライブシャフト交換の途中で、ハブベアリングも交換し、塞がっていたエアの穴も掃除して貫通させたので実は、こっちが原因だったのかもしれない…。

作業内容的にはナックルオーバーホールとだいたい同じなので、作業の詳細はこちらの記事をご覧ください。

目次

今回の作業について

破損したドライブシャフトを中古の完動品に交換。
ついでにハブベアリング交換作業とエアロッキングハブを作動させるエアの通り道のクリーニング作業。

所要時間 約4時間
作業難易度 ★★★☆☆

※作業難易度は私の主観ですので参考程度にしてください。難易度と言っているけど、私的にどのくらい大変だったかで★付けてます。

使用した主な工具

8mmソケットレンチ
10mmソケットレンチ
12mmソケットレンチ
17mmソケットレンチ
19mmソケットレンチ
27mmソケットレンチ
モンキーレンチ
ジムニー用フロントホイールアジャストナットソケット
E型トルクスディープソケットレンチ E10
トルクレンチ ※220Nmまで計れるもの
ロングスピンナハンドル 450mm 差込角12.7mm(1/2″)
穴用・軸用 スナップリングプライヤー
ドレンプラグソケット10mm (9.5sq)

S字フック 2個
貫通マイナスドライバー
8mmボルト(ブレーキディスク固着剥がし用)
ホイールハブベアリングツール
ワイヤーブラシ
耐水紙やすり#320
フロアジャッキ
リジッドラック(ジャッキスタンド)
ハンマー
インパクトレンチ

交換部品・消耗品について

中古ドライブシャフト左右セット
ハブベアリング
モリブデングリス
リチウムグリス
ギヤオイル 80W-90 GL-5 ※フロントデフは1.7L
液体ガスケット WAKOS ガスケットメイク

締め付けトルク

キャリパーキャリア固定ボルト 85N・m
エアロッキングハブボルト 48N・m
ハブロックナット 220N・m
ホイールナット 95N・m

ホイールスピンドル取付ボルト 50N・m
ホイールナット 95N・m
フィラーボルト 50N・m
ドレンボルト 27N・m

ドライブシャフト交換の手順

  1. ジャッキアップしリジットラックを設置
  2. タイヤ・ブレーキキャリパーの取外し
  3. ブレーキローターの取外し
  4. エアロッキングハブの取外し
  5. ホイールハブの取外し
  6. ブレーキダストカバーの取り外し
  7. ホイールスピンドルの取り外し
  8. アクスルシャフト(ドライブシャフト)の交換
  9. ホイールハブの組付け
  10. エアロッキングハブの組付け
  11. ブレーキローターの組付け
  12. ブレーキキャリパーの組付け
  13. タイヤの取付け
  14. 各種チェック 

ジャッキアップしてタイヤを外す

ジャッキアップしてリジットラックを架けてタイヤは車体の下に。

念の為、作業中もジャッキでアクスルハウジングを支えてます。

ブレーキキャリパー、ローターを外す

キャリパーキャリアをはずして、S字フックで適当な場所にぶら下げておきます。

ブレーキローターをはずします。

エアロッキングハブを外す

ホイールハブを外す

スナップリングをはずして、ワッシャーもはずします。

SSTつかってハブナットを緩めてはずします。

これが本当に硬い、、、

硬かった、、、

4ヶ月前に交換したばかりのハブベアリングがだめになっている…?

ガタツキが激しく内側のレースがはずれてしまって、ボールが落っこちてきました。

1年足らずで3度目のハブベアリング交換なわけですが、ハブベアリングなどの重要部品については安価な社外製でなく、スズキ純正にしたほうが良い気がしますね。

外れたベアリングの一部がここに取り残されてます。

手ではびくともしないです。

困ったな。

ホイールスピンドルを外す

とりあえず、残されたベアリングの一部はそのままにしておいて、ブレーキダストカバーといっしょにと供締めされているボルト4本はずし、ホイールスピンドルを外します。

スピンドルについているABSセンサーとエアホース2本を外します。

エアホースもそろそろ限界かな。先端に割れを発見しました。

ホイールスピンドルは液体ガスケットで密着しているので、プラハンマーかなんかで後ろからコンコン叩くと外れます。

スピンドルに残されていた壊れたベアリングの一部は、溝にタガネ当てて軽く叩いて隙間作ったら、リムーバーではずしました。それほど大きな力はいりませんでした。

取り除けてまじでホッとしました。

2駆4駆の切り替えが上手くいかないことが頻繁にあったので念の為確認したところ、エアロッキングハブを作動させるためのエアの穴にグリースが詰まってました。

パーツクリーナーを吹き込んで貫通させました。

前回の整備で少ないよりはよいだろうと言う考えで、かなり多めにグリースを塗布していましたが、やはり塗りすぎは良くないんですね。反省。

ドライブシャフトを交換する

バキバキ音の発生源と思われるドライブシャフト。

てっきりジョイント部のリングが割れてたり、ひどいガタなどが発生しているのではと予想していましたが、手で回してもそれほど違和感ないし、見た目的にも大きな破損はみられず。

違和感あるとすれば、動かしているとたまに少し引っかかりを感じる程度。

これが原因でないのかも…。

とりあえず、準備していた正常なドライブシャフトに交換します。

こちらは9型の比較的新しいのドライブシャフトです。ジョイント部の動きはすこぶるスムーズですが、運転席側のシャフトが助手席側に比べてほんの僅かなガタがありました。

逆の手順でパーツを組み付ける

あとは、逆の手順ではずした部品を組み付けていきます。

各所、規定の締め付けトルクがあるので、手順は下記の記事を参照してください。

走行チェック

正しく部品が組み付けられているかを確認したら、実際に走って確認しました。

あの背筋が凍るようなバキバキ音は消え、非常に滑らかになりました。とりあえず治って良かった、、、。

ただ、今回の異音の原因が、ドライブシャフトなのか、ハブベアリングなのか、2駆4駆の切り替えが上手くいってなかったからなのかが、いまいち判断がつかず若干モヤモヤします。

一つ学んだことは、ハブベアリングは少々高くてもスズキ純正品を使った方が良いですね。

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