スペアタイヤ(後ろのタイヤ)の取り外し方|ジムニーJB23

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タイヤサイズを185/85R16に変更していたため、もはや重りでしかない純正サイズのスペアタイヤ。

背負って走ったところでなんの役にも立たないし、僅かとはいえ燃費にも影響がありそうなので取り外しました。

今回はスペアタイヤの取り外しについて解説します。

目次

スペアタイヤなしでも車検は通るのか

結論から先に言えば、スペアタイヤを取り付けていなくても車検は通るので心配は無用。

法的にもスペアタイヤの搭載義務はなく、外していたとしても法的にも車検的にもまったく問題はナシ。

ジムニーの全長はフロントバンパーの先端からリアバンパーの後端となっている。

つまり、スペアタイヤは車体の一部ではないということだ。

実はこれには車両開発上の理由がある。

スペアタイヤを含めた寸法を全長にするとタイヤの厚み分車内空間が短くなる。

そのため軽自動車規格の限られた範囲で可能な限り室内空間を大きくするために、メーカーはスペアタイヤがない状態で検査を通しているのだ。

タイヤを取り付けるためのブランケットは車体の一部であるため、先端がバンパーを超えないようにタイヤを外すと先端部分がバネで上向きに90°跳ね上がり、寸法内に収まるような設計になっている。

何気ないパーツにも開発者の意図が感じられると、とても面白い。

今回の作業について

リアゲートに装着されているスペアタイヤとブランケットを取り外す

所要時間 約15分
作業難度 ★☆☆☆☆

使用するパーツ・消耗品

なし

使用する工具

ソケットレンチ14mm,19mm
プラスドライバー

 

スペアタイヤの取り外し手順

  1. スペアタイヤの取り外し
  2. スペアタイヤブランケットの取り外し
  3. ボルトの取付(穴埋め)

スペアタイヤの取り外し

まずはスペアタイヤを覆っているカバーを外す。

カバーは年式やグレードによって形状が異なる場合があるが難しいことはない。

スペアタイヤは3箇所で固定されている3つのナットを外して取り外そう。

19mmのレンチで一旦すべてのナットを緩めてから、最初に下2つのナットを外し最後に一番上のナットを外す。

タイヤを外すと現れるのが、スペアタイヤを固定するためのブランケット。

タイヤを固定していた一番上のナットを外すと、ブラケットの取付部がバネで跳ね上がりリアバンパーからはみ出ないという仕組み。

右上の黒い樹脂製の突起物はリアウォッシャノズル。

ブランケットの取り外し

5箇所のナットをはずし、ブランケットを取り外します。

ブランケットが不用意に回転しボディに傷を付けないように、ナットは下側から外し一番上のナットを最後に外そう。

ブランケットが外れた状態のリアゲート。

汚れを取り除きたい場合は、ボルトの穴から水が入るので水洗いは避け、湿らせたウェスやタオルで拭き取るようにしよう。

クッション用のゴムパーツも取り外してしまおう。

ネジで固定されているので、プラスドライバーで取り外します。

穴埋め用にボルトを取り付けて完了

ボルトの穴をそのままにしておくと、内部に雨水等が侵入しサビでボディを痛めてしまう。

リアゲート内部への雨水の侵入防止のため必ずネジ穴は塞いでおこう。

ブランケットを固定していたボルトと、ゴムブッシュを固定していたボルトを利用して塞ぎます。

市販品のパーツやシールなどで塞ぐのも良いと思います。

注意しておくべきことは、直接ボルトを締め付けると塗装が剥がれます…。

ゴム製のワッシャーなどを挟んで塗装面を保護しておくべきであった。

ちなみに、ゴムワッシャーはホームセンターで打っている汎用品で十分。ネジ山に浸水防止目的でグリス塗っておけば完璧。

リアゲートのウォッシャノズルについて

スペアタイヤを外してはじめてその存在に気が付きくことになったウォッシャノズル。

ハンドルにレバーがあるのに見当たらなかったのは、スペアタイヤで隠れていたからですね。

そういえば、納車してから一度もリアワイパーもリアウォッシャ液も使ったことがない。

試しに作動させたら相当汚い色したウォッシャ液と謎の固形物が吹き出てきた…。

ホース内部の汚水を出し切るまでしばらく噴射。

取り外そうと思いましたが、使うこともありそうなので残すことにしました。

ただノズルが長いので、冬に壊してしまいそうで怖いです。

長さが短いノズルがあるようなのでそのうち交換しておきます。

まとめ

ジムニーのリアタイヤを外すことは、走行も車検も法令上の問題も一切なし。

出先でパンクした際などに、バックアップがなくなってしまうデメリットはあるが、インチアップして純正スペアタイヤとサイズが違うような場合なら重りでしかない。
外すことで後方の視界も広がるので、不要なら思い切って外してしまうこともありだと思います。

後日談

リアゲートが軽くなったせいか、ダルダルだったリアゲートダンパーが急に仕事をするようになりました。

開けると勝手に全開状態になります。後方の車両などに当ててしまいそうなので何か対策が必要ですね。

ちなみに目に見えて燃費が良くなったなどの印象は特になし。

まあ、ちょっとは良くなってるんだろうけど。

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