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ジムニーJB23(6型)に汎用品でラムエアインテークシステムをつくってみました
エアクリーナーを交換しようと思ったいたのですが、純正交換だけでは面白みがないので汎用品でジムニーJB23(6型)用にラムエアインテークシステムっぽいものを作りました。
本来ならバイクやレース用の車両などで使われてこそ効果を発揮する吸気方式だとは思いますがエンジンルームのドレスアップも兼ねて実験的に取り付けてみました。
今回の作業に使ったパーツや工具、消耗品等は記事の下の方にまとめましたのでぜひご覧ください。
ラムエアインテークのメリットとは?
ラムエアとは「衝突する空気」という意味で、「ラムエアインテーク」はその名の通り走行風により車に衝突する空気の圧力でエンジンに空気を押し込むというもの。
ただし、それなりに速度が出る車両でなければ実際に車速によって発生する風圧でエンジンレスポンスに変化が出るほどの過給を生むことは難しい。
特にジムニーのような車ではラムエアインテークシステム本来の意味での効果は少ないかも、というのが私の正直な感想。
この仕組みをジムニーに導入したとしても大きな効果があるとは思ってはないけど、吸気温度の低下と吸気効率の向上には少なからず効果が期待できるのではないかなと。
エンジンの放射熱の影響を受けない酸素密度の高い空気を効率よく取り入れられるという点に関しては、純正よりもいい仕事をしてくれると期待。
ラムエアシステムとは? https://clicccar.com/2020/11/06/1031122/
作業の手順
- ラムエアインテークシステムの制作
- 純正エアフィルターボックスの取り外し
- ラムエアインテークシステムの取り付け
ラムエアインテークシステムの制作
今回は車種専用品ではなく、ネットで手に入る汎用品で個々のパーツを揃えました。
ラムエアインテークボックス76Φ、L型アルミパイプ60φ、異径シリコンパイプ 76→60mmφ、蛇腹パイプ76Φをつなぎ、サクションパイプまでの経路を作ります。
サクションパイプの径とアルミパイプの径、そしてラムエアボックスと接続するための異径パイプの径がバラバラなので、径を揃えるためにパーツ探しが結構大変でした。
インテークボックスからサクションパイプまでの経路用に60φのL型アルミパイプを使いますが、長いので加工が必要です。
エルボー部分のみの利用になるので、ストレート部分は大胆に切り取ります。
L型のアルミパイプは余分な長さをカット。切断で生じたバリはヤスリで慣らしておきます。
副産物として出来上がる15cm位のストレートパイプはそのうち何かに使えそうなので廃棄せずに保管。
一通りそろったパーツを、吸気ダクト→蛇腹パイプ→エアフィルターボックス→異径シリコンパイプ→L型アルミパイプの順番でつないでみました。
なかなかいい感じではないでしょうか。仮に性能的な効果は薄くても、ドレスアップ的な意味ですでに満足です。
しかも、インテークボックスはカーボン風のイミテーションかと思ったら本物のカーボン製でした。
ちなみにエアクリーナーのみの交換はできないようです。
ラムエアインテークの取り付け
不要になる純正エアクリーナーボックスを取り外します。
なにか不具合があったときのために廃棄せずに保管しておきます。
プラスドライバーでホースバンドを緩めてサクションパイプをはずし、エアクリーナボックスを固定している3箇所のボルトを外します。
やや奥まったところにあるため、ソケットレンチとエクステンションバーがあると作業しやすいです。
ステーも使わないので外してしまいましょう。これは2本のボルトで固定されています。
これも保管しておきます。
空いたスペースにラムエアインテークを取り付けます。
吸気口についているステーは邪魔で設置できなかったため後で外しました。
今回準備した蛇腹パイプは76mm径ですが、ボディフレームとラジエーターのすき間を通すにはギリギリのサイズでした。
うまく通る場所を探すために、ダクト部分だけで通り道を探しながら設置位置の確認。
なんとか設置できそうです。
蛇腹パイプと吸気ダクトの接続ですが、私が購入したものはホースバンドをめいいっぱい締めても外れるくらい緩かったので、蛇腹を伸ばして根本まできっちり入れてから固定しました。
蛇腹パイプにダクトを取り付けてから、バンパーの内側に吸気口を設置します。
経路が狭くダクトを通すのに難儀しましたが、ボディフレームとラジエーターの間にうまく収まりました。
ダクトが半分ぐらい隠れてしまってますが、とりあえずしばらくはこのままにしておきます。
リフトアップと同時にバンパーも変える予定なので、そのときにしっかり位置決めする予定です。
一旦インテークボックスを仮配置して位置がわかったら、固定するために付属していたステーを設置します。
設置場所に合わせて曲げて使ってます。固定後も曲げて位置調整しやすいようにこんな形状にしました。
もともとあったボディの穴にボルトとナットで固定します。
純正のサクションパイプの蛇腹部分を曲げて、L型のアルミパイプをの位置を調整してなんとか収まりました。
パイプやエアクリーナーボックスが、ボディや機器類に接触しないように位置を調整します。
エンジンの振動や車体の揺れでパイプが動くことを考慮しつつ十分な隙間を確保したいところですが、8mm開けるのがやっと。
かなり強めに揺すっても接触しなかったので大丈夫でしょう。
位置を調整しながら、各部のホースバンドをしっかり締めたら取り付けは完了です。
蛇腹パイプはどうしてもボディと当たってしまう。
お値段相応の強度しかなさそうなので補強が必要ですね。
インプレッション
体感できる変化で一番大きな変化は「音」でした。
これまで聞こえなかったバックタービン音が、アクセルを緩めた際にはっきり聞こえるようになりました。
吸気音も少しだけ聞こえます。エンジン音に混じってかすかに「スー」と聞こえるくらいの音量です。
音はしますが吸気口がバンパー部分にあるぶん、やかましいと言う程ではないです。
肝心のエンジンレスポンスは4000回転からがこれまでよりスムーズな印象ですが、ラムエアの効果ではなくエアクリーナーを変えた効果だと思います。
若干ではあるもののエンジンレスポンスの向上は感じられたし、バックタービン音や吸気音も聞こえてくるようになって運転が楽しくなったので、とりあえずは良い効果はあったってことにしておきます。
今回の作業について
作業内容
汎用品でラムエアインテークシステムを制作し取り付ける。
所要時間 約60分
作業難易度 ★★☆☆☆
使用したパーツ・消耗品
誘導ラムフィルターボックス
汎用L型アルミパイプ 60φ
異径シリコンパイプ 76→60Φ
汎用フレキシブルパイプ 76Φ
ホースバンド
使用した工具
プラスドライバー
ソケットレンチ
ラチェットレンチ
エクステンションバー
スライドソー(サンダーでも代用可)
ヤスリ