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JB23ジムニーのタイヤ交換方法

交換作業は簡単ですが、ジャッキが倒れたりした場合は、車にダメージを与えたり、作業者が大怪我をする場合があります。
初めて作業を行う方は、十分に安全を確保したうえで作業してください。
今回の作業について
JB23のタイヤを交換する
所要時間 約30分
作業難度 ★☆☆☆☆
使用したパーツ・消耗品
タイヤ・ホイール
ホイールナット 19mm
今回使用した工具
ソケットレンチ 19mm(車載レンチあり)
フロアジャッキ(車載ジャッキでも可)
トルクレンチ

規定締付けトルク
ホイールナット 95Nm

タイヤ交換の手順
- タイヤ交換の準備
- ジャッキアップし、リジットラックをかける
- タイヤを外す
- タイヤを取り付ける
- 走行チェック・ナット増し締め
タイヤ交換の準備
コンクリートやアスファルトのように、固くて傾斜のない場所に停車します。
ギアを4WDにしておきます。
パーキングブレーキをかけて、ギアをPに入れておきます。
※MT車はシフトレバーを1stかバックギアに。
エンジンを必ずオフにしてください。

ジャッキアップポイントにジャッキをセットしタイヤが地面から離れるまで車体を持ち上げます。
アーム下側にある丸い出っ張りがジムニーの純正ジャッキ用のジャッキポイントです。

リジットラックを使用するとより安全に作業できます。
タイヤに異常がないかチェック
交換するタイヤに異常がないか、よく見て確認します。
ひび割れや摩耗についてよく確認しておきましょう。
どのくらい摩耗しているかはスリップサインで確認できます。
スリップサインは溝の一番奥から1.6mmの高さ設定されています。
スリップサインとタイヤの溝の深さが同じ位置になると摩耗しきった状態ということになり、公道での使用はできなくなります。
スリップサインはタイヤの縁にある三角マークの先に設置されています。
ちなみに、タイヤサイド側にある「矢印マーク」はプラットフォームの位置を表しています。

プラットホームは冬用タイヤとしての限界を示すサインで、タイヤの溝の深さが新品時の1/2(50%摩耗)になったとき、接地面に現れます。プラットホームの現れたタイヤは冬用タイヤとして使用できません。
タイヤの溝がスリップサインと同じ高さになっている場合は、タイヤの寿命は尽きています。
使用し続けると危険なので新しいタイヤを調達しましょう。

タイヤを外す

ジムニーのタイヤは19mmのホイールナット5箇所で固定されています。
レンチをつかって全て外します。ナットは反時計回り(左回転)で緩みます。
5つのナットを外したら、タイヤを手前に引くと外れます。

外したタイヤは車体の下においておきます。
これは仮にジャッキが倒れてしまった際に、車体下に体が挟まらないよいうにするためです。車へのダメージも軽減させることが出来ます。
タイヤを取り付ける
取り付ける際にタイヤローテーションのチェックしてください。
タイヤによっては、回転方向が指定されているものがあります。
方向性タイヤの回転方向は、サイドウォールに表記されている「ROTATION」の文字と矢印の向きで確認可能です。

タイヤをセットし、5つのナットをタイヤがグラつかない程度に軽くてで締めます。

ナットを締める際には締め付けるナットに順序があります。
一番最初に締めたナットからみて対向する位置にある一番遠い位置のナットを順番に締めていきます。
☆星マークをひと筆書きする書き順と同じ順番です。
一気に締め込むのではなく、全てのナットを段階的に均等に締め付けていきます。
締め付けトルクは95Nmですが、いきなり95Nmで締め込まずに、一旦70Nm程度ですべてのナットを締めた後、規定トルクの95Nmで締めてください。
同じ手順で残りのタイヤも交換します。
交換後にすること
タイヤの空気圧が適正かエアゲージでチェックします。
純正タイヤの場合は、フロントが160kPa(1.6kgf/cm)、リアが180kPa(1.8kgf/cm)です。
純正以外のタイヤの場合はメーカーのWEBサイト等で確認してください。
エアゲージがなければ、ガソリンスタンドの空気を入れるところで確認できます。
しばらく走行し、異音や振動等の異常がないか、ナットに緩みがないか確認します。
1週間程度走行したら緩みがないか確認するためにも、改めてナットを締め込んでください。