ジムニーJB23にJB64の新車外しスプリングとショックを流用で約1インチアップ【フロント側】

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納車後ずっと気になっていたのが、段差を越えたときの突き上げ感とその直後にフロントひょこひょこ上下する感じの挙動。

道路からお店の駐車場に入る際の歩道の段差を越えたときの車体の揺れも結構キツイ…。

ショックがヘタっているからなのでしょうが、そのうちリフトアップするからという理由で我慢してました。

ところが最近考えが変わってリフトアップは1インチ位でいいかなと思うようになってきました。

ほぼ街乗りがメインで、たまに林道走るくらいだし、大きなタイヤ履かせることも当面はないかなと。

そうなると、JB64の新車外しの純正サスと交換するだけで十分に望みは叶えられます。

たった1万円程度のコストで、ほぼ新品のショックとスプリング1台分が手に入り、車高も2cm程度アップするというなら試すしかないですよ。

結果から言うと、劣化していた走行性能が見違えるほど大幅に改善されました。

しかも、ジャダーも消えてくれました!

何がどう作用したのかはわかりませんが、効果としてはこれが一番ありがたかったです。

サスペンションの交換作業はそれほど多くの工具がなくてもできるので、是非トライしてみてください。

リアサスペンションの交換はこちらから

目次

JB64の純正サスに交換するだけで得られる効果

JB64の新車外しのサスを高年式のJB23に移植すると、私の知る限りほぼメリットしかありません。

  • ボルトオンで装着可能
  • 劣化した走行性能が改善される
  • 車高が2cm程度上がる
  • しかも部品が安価で手に入る

これに加え、私の場合はジャダーも消えました。

今回の作業について

フロントサスペンションをJB23純正からJB64純正に交換する

所要時間 約60分
作業難度 ★★★☆☆

使用したパーツ・消耗品

JB64フロントコイルスプリング
JB64フロントショックアブソーバー

今回使用した工具

フロアジャッキ
リジットラック 2台
レンチのサイズ 10mm、14mm、17mm
トルクレンチ
S字フック(キャリパーを吊るすため)

トルクレンチの基本的な使い方|選び方や各部名称・注意点等

規定トルク

ショックアブソーバー
フロント 上29Nm 下90Nm
リア 上下ともに85Nm
ブレーキキャリパーピンボルト 22Nm
スタビリンク 50Nm

フロントサスペンションの交換手順

  1. ジャッキアップ
  2. タイヤを外す
  3. ブレーキキャリパーの取り外し
  4. スタビライザーリンクを外す
  5. サスペンションの交換
  6. 外したパーツをもとに戻す

ジャッキアップしリジットラックをかける

作業中にアクスルハウジングを上下させるので、リジッドラックはリーディングアームではなく、リーディングアームとシャシーの接合部にかけます。

この際、サイドブレーキを忘れずにかけてください。

アクスルハウジングをジャッキで支えておきます。

左右のタイヤも外しました。

サスペンションを交換するためにアクスルハウジングを下げるため、ブレーキキャリパーとスタビリンクを外します。

ブレーキキャリパーを外す

裏側の2本のボルトを外し、真上に引き上げると外れます。

フックや針金などを使って、キャリパーを適当な場所に吊るしておきます。

ブレーキホースを傷つけないように注意してください。

スタビライザーリンクを外す

スプリングを外す際、ハウジングを十分に下げるためスタビライザーと車軸を分離させるためスタビライザーリンクを外しておきます。

ボディ側かスタビ側どちらかを外せばOKです。

スタビライザーとの接合部のナットを14ミリのレンチで外します。

ボールジョイントが供回りするので、薄い14mmレンチで固定しながら回す必要があります。

今回はスタビライザー側のボルトを外しました。

ABSセンサーの配線ステーを外す

アクスルハウジングの運転席側に固定されている、ABSセンサーのステーを外します。

10mmのボルトで固定されています。

ショックアブソーバーを外す

下側の17mmのボルトを緩めます。結構硬いです。

上側の14mmのダブルナットを外します。

ショック本体と供回りするので、薄めのレンチで下側のナットを固定しながら上側のナットを外します。

下側のナットを外す際はショックアブソーバーのカバー部分を手で掴んで固定すると回せます。

下側のボルトを抜くとショックアブソーバーが外れます。

ブッシュが変形したままカッチカチになってました。

ゴムブッシュの間に砂が入っていたので、すでにブッシュとしての役目は果たしていなさそうです。

JB23のショックとJB64のショックを見比べてみました。

JB64はショック側のワッシャーがカシメされているため外れません。

コイルスプリングを外す

コイルスプリングを外すために、アクスルハウジングを下げます。

コイルスプリングを外します。ハウジングを手で押し下げると外しやすくなります。

見比べるとJB64のスプリングはJB23に比べて若干長いです。スプリング下側には樹脂製のカバーが付いていました。

スプリングの取り付け

先に上側を差し込み、アクスルハウジングを手で押し下げながら下側もはめ込みます。

下側のスプリング末端がシートの段差に合わせるように向きを調整します。

左右のスプリングを取り付けたらアクスルハウジングをジャッキアップしスプリングを縮めます。

ショックアブソーバーを取り付ける

ショック先端にゴムブッシュをひとつ入れてから、上部マウントの穴に通し、ゴムブッシュ、ワッシャーの順で取セットしたらナットで仮固定します。

ショック下部のボルトを仮固定しておきます。

各部のボルトナットを本締めする前に、アクスルハウジングを持ち上げて荷重を1Gの状態にします。

リーディングアームにかけていたリジッドラックに荷重がかからない状態までアクスルハウジングを持ち上げた状態が1Gの荷重になります。

規定トルクは29Nmですが、ソケットレンチが入る隙間がなかったのでネジ山が見える程度に締めておきました。

下側のボルトもトルクレンチで締めます。規定トルクは90Nmです。

外していた部品を元に戻す

外していたブレーキキャリパーとスタビライザーリンク、ABS配線ステーを元に戻します。

ブレーキキャリパーピンボルトの規定トルクは22Nm。

スタビリンクは左右とも一旦スタビライザーの穴に通してからナットを締めるとスムーズです。

スタビリンクの規定トルクは50Nmです。

ABS配線ステーの規定トルクはありません。はずれない程度にしっかり締めてください。

各部元通りになっているかを確認後、タイヤを取り付けたらフロント側のサスペンション交換は完了です。

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