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ジムニーJB23(6型)のミッションオイルシール(リア側)の交換方法
先日発見したATFの漏れ。
オイル量をゲージで確認すると、規定の油面よりも下がってしまっているようなので急いでATFの交換を行いたいところですが、とりあえずオイル漏れの対策から。
漏れている場所は、プロペラシャフトのスプライン内側のクラックかららしいことはわかりました。
プロペラシャフトとミションのオイルシールを同時に交換する予定でしたが、プロペラシャフトの年式間違って購入してしまう痛恨のミス…。
ということで、今回はミッションのリア側(アウトプット側)のオイルシールのみの交換です。
二度手間ですがプロペラシャフトは届き次第交換します。
尚ミッションマウントを外さずにオイルシールの交換作業してみましたので、よければ参考にしてみてください。
今回の作業について
ATのアウトプット側のオイルシールを新品交換する。
使用した主な工具
ソケットレンチ14mm
エクステンションバー
シール打ち込み用工具(今回は塩ビパイプで代用)
トルクレンチ
主な消耗品
TransmissionRear オイルシール
純正番号:24870-83010
規定トルク
プロペラシャフトのトランスファー側ボルト 50N・m
作業の手順
- リアをジャッキアップ
- プロペラシャフトNo.1を外す
- 古いオイルシールを取り除く
- 新しいオイルシールを取り付ける
- プロペラシャフトを取り付ける
- 垂れたオイルを拭き取る
今回はミッションマウントやマフラーはつけたままで作業します。
step
1ジャッキアップ
オイルが垂れてきにくいようにリア側をジャッキアップします。トレーリングアームにリジットラックを掛けました。
step
2プロペラシャフトNo.1を外す
取り外す前にシャフト両端の取り付け位置をマーキングしておきました。
トランスファー側のボルト4本を抜き、プロペラシャフトを外します。
ソケットレンチとエクステンションバーを使うと奥側のボルトも難なく外せます。
揺すっても外れなかったので、ハンマーで叩いて外しました。
フロント側は固定されていないので引き抜くだけで外せます。
ミッションマウントもマフラーもつけたままなのでスペースが狭いですが、トランスファーとマフラーの間から下ろしました。
シャフトの停止位置によってはボルトの穴の部分が引っかかるかもしれません。
step
3古いオイルシールを外す
手持ちのリムーバーではスペースがなくてうまく引っ掛けられません。
結局マイナスドライバーを打ち込んで抉って抜き取りました。
並べるとこんな感じ。
新しい方は突起部分が柔らかく弾力がありますが、古い方は全体がカッチカチでした。
step
4新しいオイルシールを取り付ける
取り付けるオイルシールはこちら。
外側は硬質な樹脂で、内側が柔らかいゴムで作られています。
打ち込むときはこの尖った部分を叩いて変形させてしまわないように注意
オイルシールにグリスを塗ってからセット。突起がついている方が外側です。
セットしたら、塩ビパイプをインストーラー代わりにして打ち込みます。
全体が偏りなく均等に挿入されるように注意し、少しずつ叩きながら打ち込みます。
焦らず少しづつ打ち込んでいくことが大事。
打ち込み完了!ミッションマウントがあるため、ハンマーのストロークがうまく確保できず難儀しました…
ちなみに塩ビパイプは安価(100円位)ですが、オイルシールのインストール作業にはおすすめしません。
理由は、大変すぎるから…。
径がジャストサイズではないので変なところを叩いてシールが傷つかないように気を使います。しかも樹脂製なので叩いているうちに凹んで縁が変形します。
やはり若干値が張りますが工具を買うべきでした。
今後予定しているデフやトランスファー等のオイルシール交換でも使うわけだし、ケチる必要なかったな…。
step
5プロペラシャフトを取り付ける
オイルシールを傷つけないように注意しつつ、マーキングした位置の通りにミッションにスプラインを差し込みます。
外したときと同じ位置にセットして、トランスファー側のボルト4本を締めます。
締め付けトルクは50N・mです。
ボルトを締める際は12時→6時→3時→9時の位置の順で締めていきます。
一気に指定トルクで締め込まずに、一旦30N・m程度で締めてから同じ順番で50N・mで締めました。
step
6垂れたオイルを拭き取る
ボディやフレームに付着したATFは綺麗に拭き取ったら完了です。
付着したオイルは拭き取っておくと、後日オイル漏れの確認がしやすいです。